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心と体に香るエッセンス…

特集~心への鍼灸アプローチ③~『気』のメンテナンス

2019年12月30日

東洋医学において、『気』はいろーんな仕事をしている。

例えば、栄養作用。

『気』は体のあらゆる部位に栄養を与える。

つまり、『気』は体を構成する物質の1つなんだなぁ…。

 

 

推動作用。

『気』は臓器や器官などの活動の駆動力となり、

経絡の流れの推進力としても働く。

つまり、『気』は生命活動のエネルギー源でもあるんだなぁ…。

 

 

防御作用。

『気』は外邪の侵入を防御し、

もし侵入しても、それを除去する。

 

 

温煦(おんく)作用。

『気』は臓器や器官などあらゆる部位を温め、

体温を一定に保つ。

などなど…。

 

 

こんな、つかみどころのない『気』は、どうやって作られるのか。

 

 

胎児のときは、父母から受け取った『先天の精気』が

栄養物質となる。

でも、この世に生まれ出ると、父母からの『先天の精気』はもらえない。

口から取り込んだ飲食物が消化吸収され、栄養物質となる。

これを『後天の精気』と呼ぶ。

 

 

『先天の精気』は『後天の精気』によって常に補給され、

『元気』となり、

臍下丹田(せいかたんでん)(=へその下の下腹部)に集まり、

経絡を通って全身にめぐる。

 

 

鼻や口から吸いこむ空気(酸素)も栄養物質となる。

これを『自然界の精気』という。

 

 

『先天の精気』や『後天の精気』が変化した『元気』と、

『自然界の精気』を原料として、

『気』が作られる。

 

 

『元気』が充分に作られると、

下腹部は張りがあり、

臓器や器官も元気はつらつ活動し、

心も体も活動的で、

疲れにくく、病気にもなりにくい。

 

 

『元気』が足りないと、

下腹部はフニャフニャで弾力性がなく、

臓器や器官の活動が衰えて、

やる気がなく、疲れやすく、

病気になりやすい。

 

 

慢性的な病気による体力の消耗や、

高齢による身体的衰弱や、

飲食物の不摂生や過労などが続くと、

『気』が充分に作りきれず、足りなくなっちゃう。

 

 

また、七情(怒、喜、憂、思、悲、恐、驚)は、

日常起こる感情だけど、

ある感情が長く続いたり、

衝撃的な強い感情が起こると、

全身をめぐる『気』が滞り、

臓器や器官なども影響を受ける。

 

 

 

 

下腹部にあるツボ『関元 かんげん』。 赤矢印。

赤花シールは、へそ。

『関元』の別名は、『丹田』。

『関』は『関所』という意味。重要な場所ってこと。

『元』は『気』の原料でもある『元気』のこと。

このツボは『元気』の関所なんだなぁ…。

鍼やお灸をして、エネルギーを補充したり、

『気』のめぐりを整える。

 

 

 

胸の間にあるツボ『膻中だんちゅう』。赤矢印。

『膻』は『君主の宮城(きゅうじょう)』のこと。

『君主』は五臓六腑の『心 しん』を指す。

『宮城』は、中心に皇居、

その周囲に諸官庁を配置した一郭のこと。

『膻中』は君主(心)に代わって、

周囲の諸官庁が命令を受けるような働きがあり、

このツボは胸膜の『中』にあるので、

この名前がついた。

『膻中』の別名は『上丹田』。

『気』にとーっても関係するツボなんだなぁ…。

不安感や動悸(心臓病ではない)など、情緒の不調に用いる。

 

 

『気』をテーマにしたから、話が難しくなっちゃったなぁ…。

 

 

体を整えるには、心(こころ)をリラックスさせることが大事。

心を整えるには、体をリラックスさせることが大事。

また、心の病は、体も心も過敏になっていることが多い。

心底、気持ちいいなぁ…。

心と体がそんなふうに感じる治療が必須。

 

 

 

 

鍼治療で使う鍼は、長さも太さもたくさん種類がある。

細くて短い鍼のほうが、刺激量が弱い。

ツボの中まで刺さずに、ツボの上をちょこんとのせるだけの手法もある。

 

 

 

棒灸。

皮膚から数センチ離して温める。

あるツボを集中して温めることもできれば、

棒灸を経絡の流れに沿って動かし、

経絡の中の『気』の流れも誘導できる。

 

 

 

点灸(てんきゅう)。

手でひねったモグサ(米粒大)をツボに置き、

線香で火をつける。

燃え終わる一瞬だけ熱さを感じ、

ツボの奥の奥まで刺激が伝わる。

モグサをツボに置く前に、

灸点紙というシールを貼るので、お灸の跡は残らない。

灸治療だけしたい方におすすめ。

 

 

 

灸頭鍼(きゅうとうしん)。

置いた鍼の先にモグサを差し込み、

鍼をしながらお灸もする。

鍼の刺激と、お灸の輻射熱のW効果。

張り詰めた心が原因で硬くなった筋肉も、これでほぐれやすい。

 

 

 

台座灸。

台座の上にモグサがのっている。

台座の底にはシールがつき、

どこのツボにものせやすい。

エネルギーを補充しながら、

心(こころ)をリラックスさせるのに、

セルフお灸もおすすめ。

 

 

鍼もお灸もいろーんな手法があり、

心(こころ)の不調で悩んでいる方は

試してほしいなぁ…。

自分に合う鍼治療や灸治療があるはず。

 

 

『気』はたーくさんの種類と、たくさーんの働きがあり、

東洋医学本を読みあさり、

「よしっ! これを書こう!!!」と

ルーズリーフに下書きをしているうちに、

「う~~~~、なんだかわかりずらいなぁ…」と筆が止まる。

 

 

東洋医学本を読み返し、

「よしっ! これを軸に書こう!」

気持ちを新たに書いているうちに、

「あ~~~、これを出だしに書いたほうが

スラスラ読んでもらえるかも…」

筆が止まる。

 

 

何度も筆が止まり(=やる気スイッチが止まり)、

しばらく充電期間(=やる気スイッチがOFFからONになるまで)をつくり、

やっと書き上げた。

難しいことほど、

焦らず、休み休み時間をかけて取り組むと、

たくさんの点と点が結びついて線になり、

「あー、そういうことだったのか」と納得する。

 

 

今回が今年最後のブログ。

難しい東洋医学の話にも、

熱く語りすぎる趣味の話にも目を傾けていただき、

誠に誠にありがとうございました。

来年も元気に、このコトー・ブログで会いたいです!

皆様にとって2020年も素敵な年になりますように!!!

 

 

女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸院ことう≫の

鍼灸師コトーでした。

 

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