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特集~慢性呼吸器疾患に伴う呼吸困難への鍼灸アプローチ④

2017年2月17日

今回の特集ブログで登場していただいたTさん。

呼吸器疾患をわずらって17年。

慢性の首こり・肩こり・頭痛に困って、昨年12月に当鍼灸院に来られた。

 

 

呼吸をするとき、胸郭の動きが乏しく、呼吸は浅い。

左肺を3分の1摘出し、左胸郭の動きはほとんどない。

声も小さい。

長年の息苦しさや咳込み、痰などが原因で、

呼吸補助筋の筋疲労が著しく、

慢性的な首こり・肩こりと、それに伴う頭痛におちいっていた。

呼吸が楽にならないと、それらは根本的には改善しない。

 

 

カチコチになっている呼吸補助筋を鍼治療でゆるめた。

肺に炎症を起こしていたので、煙が出る灸治療は行っていない。

初回から呼吸が楽になった!と実感された。

 

 

5日に1回のペースで治療。

呼吸補助筋に柔軟性が出て、

呼吸時の胸郭全体の動きが拡大し、

左胸郭の動きも出てきた。

開始当初よりも呼吸が深くなり、

呼吸の楽さが持続するようになった。

 

 

今まで、3回ほど咳込まないと痰が出せなかったが、

1回の咳で痰が出せるようになった。

呼吸補助筋の筋疲労を起こしにくくなり、

首こり・肩こり・背中こりが軽減した。

咳込みに伴う頭痛もなくなった。

インターフォン越しの声も聞き取りやすい。

「主人にもうるさいって言われた」と、

嬉しそうに話すTさんが印象的だった。

 

 

私の前職は理学療法士。

20年間、呼吸リハビリテーション(呼吸筋のリラクセーション、

胸郭運動、排痰など)に携わってきた。

その頃、『呼吸改善に鍼治療』という概念は私にはなかった。

昨年、Tさんと出会い、

『鍼治療で呼吸困難にアプローチする』という貴重な機会を得た。

鍼灸にはいろいろな可能性があり、

多角的な視点でアプローチすることの大切さを痛感した。

 

 

もちろん、鍼治療が適応できない呼吸器疾患があるかもしれない。

全身状態と呼吸機能を事前に評価し、

鍼治療ができるかどうかの判断が必須である。

また、慢性の呼吸器疾患の方は、痩せて胸板が薄く、

呼吸補助筋の筋委縮や硬直を起こしていることも多い。

鍼治療には経験が必要だと思う。

 

 

今回の特集ブログでは、Tさんに全面的に協力していただいた。

深く感謝いたします。

これからもTさんとともに呼吸器疾患と戦います!

Tさんに鍼治療の感想を聞いてみました。

ぜひ、『患者様の声』のページもご覧ください。

 

 

空気が冷たいと気管が縮こまり、

呼吸器疾患の方は息がしにくいこともある。

梅がほころび始めた。

春近し…。

 

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