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カテゴリー:筋肉

再特集~手の腱鞘炎の鍼灸治療とセルフケア④~鍼灸治療・その1

2019年5月29日

指の働きって、『物を握って操作する』ことが圧倒的に多い。

 

 

 

 

小さなものは、親指と人差し指の先端でつまむ。

 

 

 

 

親指と人差し指だけではつまめないときは、

中指も参戦する。

 

 

 

 

平べったい物や厚みのある物、重たい物は、

親指と他の4本で挟み込む。

スマホを持つときは、この持ち方かな?

 

 

筋肉は『〇〇し続ける』ことが苦手。

スマホをずーっと持ち続けることは、

指の筋肉にとってきついんだぞー!

筋肉は『反復運動』も苦手。

スマホの画面を、人差し指で長時間変え続けるのも

指の筋肉にとってきついんだぞー!

 

 

『つまむ』『握る』動作は、(親指)対(他の指)で構成される。

人差し指だけでは荷が重いときには、

中指や薬指や小指が参戦するが、

親指はどんなときでも一人でがんばっている。

手作業中に親指が休むことはほとんどなく、

パワーも要求されるんだなぁ…。

 

 

 

 

ピンボケですみませーん!

手のひらの茶線部分。

物を保持する際、親指を内側に引き寄せたり、

親指を曲げる筋肉がここにある。

 

 

 

 

手の甲から見ると、親指と人差し指の間にある『水かき』部分にあたる。

親指を酷使すると、これらの筋肉が硬く縮こまり、

水かきの部分が狭くなる。

弾力性のない筋肉はスタミナがなく、疲れやすい。

血流障害を起こし、更に硬くなっちゃう…。

 

 

 

 

手の甲。

親指を外側へ開いたときに、

親指の骨(赤丸)と人差し指の骨(青丸)とが交わる角度は60度。

あなたの水かきは60度ある?

親指の筋肉が縮こまっていないかな?

 

 

 

 

水かきの部分が狭いってことは、

親指が外側へ開きにくいってこと。

親指を伸ばしたり広げたりする筋肉(茶線2本)の負担も大きくなる。

重たいフライパンなどを持ち続けても、

これらの筋肉に負担がずしっとかかる。

 

 

 

 

 

筋肉の端っこは腱になり、

腱は腱鞘に包まれ、外力から守られている。

長時間、長期間、親指を酷使すると、

親指の筋肉の端っこにある腱や腱鞘が分厚くなり、

筋肉が動くたびに摩擦を起こし、

腱鞘炎になっちゃう…。

 

 

 

 

筋肉は骨に付着している。

その付着部分(赤丸)が鍼灸の治療ポイントになる。

手のひらの皮膚はセンサーがするどいので、

できる限り、手の甲からこれらの筋肉めがけて鍼をする。

 

 

 

 

手の甲も、親指と人差し指の骨の際(青丸)が治療ポイント。

親指を伸ばしたり広げる筋肉の手首部分(赤丸)もポイント。

 

 

親指を曲げる筋肉や伸ばす筋肉は、

肘の骨に付いているものもあり

肘も治療ポイントになるんだなぁ…。

 

 

おおーっ、随分書いたのに、原稿(=下書き)の半分にも至っていない!

手首の腱鞘炎やバネ指の鍼灸治療については、

次回、説明するね~ん。

 

再特集~手の腱鞘炎の鍼灸治療とセルフケア①~手の構造

2019年4月23日

透視能力を使って手を見ると、こうなってる。

親指を構成する骨は、基節骨(きせつこつ)と末節骨(まっせつこつ)で、

その2つの間に関節が1つある。

他の4本は基節骨と中節骨(ちゅうせつこつ)と末節骨で、

その3つの間に関節が2つある。

 

 

親指は他の4本より骨が1つ少ないんだよ。

知ってた?

自分の手のひらを見てみよう!

指の横ジワが関節の部分。

親指は他の指よりも横ジワが少ないでしょ?

コトーは解剖学を学ぶまで気づかなかった…。

 

 

手のひらには細長い中手骨(ちゅうしゅこつ)が5本あり、

その根元には小さな骨が8個あり、

総称して手根骨(しゅこんこつ)という。

 

腕の骨は、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の2本。

その2本と手根骨とで、手首の関節をつくってる。

上図の水色の斜め線の部分だよ~ん。

 

いきなり問題!

握りこぶしができる関節はどこかな?

指の根元の骨『基節骨』と、手のひらの骨『中手骨』の間の関節が、

握りこぶしになる関節だよ~ん。

上図のピンク色の斜め線の部分だよ~ん。

 

ちなみに、親指の腱鞘炎を起こしやすい部位は、

CM関節(上図の緑色の斜め線)。

手のひらの、『中手骨』と『手根骨』の間の関節。

この関節は指を曲げても握りこぶしのように盛り上がることもなく、

手のひらの皮膚を見てもシワがあるわけでもなく、

地味な存在だけど、親指の動きにはかかせない関節なんだなぁ~。

 

 

透視能力を軽く使って手を見るとこんな感じ。

手のひらと指の根元には筋肉(赤の部分)がびっちりだが、

指の先についているのは腱(肌色)と、

それを包む腱鞘(けんしょう)(緑色)。

どうなってるかというと…、

 

 

 

『深指屈筋 しんしくっきん』は指を曲げる筋肉。

尺骨という腕の骨の肘下部分から、指の先端にある末節骨についてる。

手首の少し前から筋肉は腱になり、指の骨につく。

ふくらはぎの筋肉は、足首の少し上からアキレス腱になり踵の骨につく。

それと一緒。

指を動かす筋肉が肘から始まってるって、意外でしょ?

筋肉を実感してみよう!

 

 

 

 

 

指先で左肘の内側に軽く触れて、

左指の曲げ伸ばしを繰り返してみよう!

左指を曲げたときに、右指で触れている部分が盛り上がるでしょ?

それが指を曲げる筋肉なんだなぁ…。

 

 

 

ほとんどの筋肉の端っこは腱になり、骨につく。

腱は腱鞘というサヤに包まれ、保護されてる。

筋肉が働くと、筋肉は縮まり、腱は伸ばされ、

腱鞘の中を移動する。

指を酷使して腱が膨隆したり、腱鞘が厚くなると、

腱が動くたびに腱鞘と摩擦を起こし、腱鞘炎になっちゃうんだなぁ…。

腱鞘は指だけでなく手首にもあり、手首の腱鞘炎もある。

 

 

現代はスマホ、タブレット、パソコン操作で

手を酷使してる人が増えてる気がする。

手にトラブルが生じても安静にできないので、なかなか治りにくい。

コトーはひしひし危機感を感じ、再度このテーマで特集を組むことにした。

女性鍼灸師による女性専門鍼灸院≪レディース鍼灸ことう≫では、

5月14日(火)と19日(日)に、

『手の腱鞘炎の痛みをやわらげる、お灸&ストレッチ&サポーターの選び方!』

という講座を設けた。

気になる方はぜひ参加してほしい!

 

 

次回の特集ブログでは『手の機能』を取り上げるよ~ん。

お楽しみに~~~!!!

 

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち④~脳・その1

2018年6月24日

 

左側面から見た脳。

前にあるのが前頭葉(ぜんとうよう)(オレンジ)。

上にあるのが頭頂葉(青)。

両側面にあるのが側頭葉(緑)。

後にあるのが後頭葉(ピンク)。

その下に小脳がある。

脳の下には脊髄という神経がくっついてる。

脊髄は、背骨の中央にある空洞の中を通ってる。

 

 

体のあらゆるパーツがスムースに機能できるように、

脳はそれらを監視し、指令を送ってる。

 

 

脳の働き①~反射

 

 

体が受けた刺激は、脊髄を介して脳に伝わる。

刺激の内容によっては、自分の意識とは関係なく、

脳はワンパターンな指令を器官や臓器に送る。

これが反射。

例えば…。

 

 

ドラえもんのどこでもドアを借りて、

半袖、短パンのまま、南極に行ったら、

どんな反射が起こるか…。

皮膚が感じとった冷刺激が、脊髄を介して電気信号で脳に伝わる。

「えらいこっちぁー、急に寒くなったぞー、

皮膚血管!収縮しろーっ!」

脳は脊髄を介して電気信号で皮膚血管に指令を送る。

指令を受け取った皮膚血管が収縮すると、

皮膚血流量が減少し、体からの放熱が抑えられ、

体温が下がらないようにする。

 

 

逆に、南極から南国へワープしたら、どんな反射が起こるか…。

脳の命令で、皮膚血管は拡張し、皮膚血流量が増え、

放熱が亢進し、体温が下がる。

 

 

Aという刺激には必ずA’という反応を無意識に起こし、

Bという刺激には必ずB’という反応を無意識に起こすのが反射。

おーっ、しょっぱなから難しい話…。

今日は最後まで難しいよー!

がんばって、ついてきてぇ~~~!

 

 

脳の働き②~感覚系の統合

 

 

皮膚、目、耳、鼻、舌などの感覚器が受け取った刺激が

脳に伝わり、脳はそれぞれの刺激を統合して、

何が起きているか、どのように行動したらいいか、判断する。

例えば…。

 

 

仕事の帰り道。

どこからかいい匂いがしてきた。

おなかがギュルギュル鳴ってる。

よぉ~し、夕飯はカレーにしよう!

 

 

こんなときは、どんなことが脳で起こっているか…。

鼻が吸い取った匂いが電気信号となって脳に伝わる。

脳は過去のデータから、「これはカレーのにおいだ!」と判断する。

そして、胃、肝臓、小腸や脳で感知した空腹感と相まって、

「カレーが食べたい!」ってなるんだなぁ…。

 

 

鍼灸治療で一番多くかかわる感覚は、『痛み』かな…。

首こり、肩こり、五十肩、肘関節痛、手の腱鞘炎、背中こり、

腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、膝関節痛、足関節痛、などなど。

筋肉痛や関節痛、神経痛は、痛みを発する筋肉や、

痛みの原因となる筋肉に、鍼やお灸をする。

例えば…。

 

 

首・肩こりでは、僧帽筋(そうぼうきん)とい筋肉が痛みを発することが多い。

 

 

 

 

 

僧帽筋の上には『肩井 けんせい』というツボがあり、

この部分のコリが強い!

このツボに鍼やお灸をして、滞った血流を改善し、

筋肉の柔軟性を出して、痛みを緩和させるんだなぁ…。

 

 

アプローチする筋肉の上にツボがあればそれを用い、

ツボがなければ、緩みやすいポイントに鍼やお灸をするなぁ…。

 

 

 

 

 

膝の近くにあるツボ『陽陵泉 ようりょうせん』。 赤矢印。

別名『筋会 きんえ』。

筋肉にかかわる症状を治すときのツボなんだよ~ん。

 

 

 

 

 

片頭痛の痛みに対しては、

こめかみや耳周辺のツボにちょこんと短鍼を置く。

この辺りにはツボがいっぱーいあるんだよ。

筋緊張型頭痛でも片頭痛でも首こりや肩こりが強いので、

それらに対するアプローチも大事なんだなぁ…。

 

 

脳の働き③~運動系の統合

 

 

「カレーのルゥーはウチにないなぁ」

「スーパーに寄ってから帰ろう」

そんな意志が脳で決定されると…、

まず目の前の四つ角を右に曲がるためには、

どの筋肉をどんな順番でどれくらいのパワーで活動させて、

どんなふうに体を動かすか…。

運動のプログラムが、脳のあらゆるところで組み立てられる。

そして、統合されたプログラムは運動指令として、

脊髄の運動神経を介して、諸所の筋肉に伝わり、

プログラム通りに筋肉が動くので、

目の前の四つ角をスムースに右に曲がれるんだなぁ…。

 

 

スーパーにたどり着くと、カレーのルゥーを手に取り、

レジへ持っていき…、自宅で鍋に水を入れ…、と

次から次へと続く運動を遂行するために、

脳はひたすら運動のプログラムを作成し、

筋肉へ指令を送っているんだなぁ…。

 

 

ありゃりゃ、ツボの話よりも脳の話がメインになっちゃった。

次回も脳に関する難しい話しになると思うけれど、

おつきあいください!

 

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