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心と体に香るエッセンス…

カテゴリー:体の調節機能

『ホットフラッシュと髪の関係性』と『ホットフラッシュの鍼灸治療』

2019年2月23日

首こり、肩こり、腰痛、関節痛、頭痛、めまい、耳鳴り、

物忘れ、集中力の低下、不安感、疲労感、不眠、

のぼせ、ほてり、便秘、下痢、のどのつかえ、動悸、

息切れ、皮膚の乾燥・かゆみ、食欲不振……。

更年期にあらわれる症状は多岐に渡る。

 

 

 

 

女性の骨盤内の臓器(直腸・子宮・卵巣・膀胱)。

更年期になると、卵巣の機能が衰え始め、

そこで作られ放出されるホルモン『エストロゲン』の量も

減ってくる。

エストロゲンは生理や妊娠にかかわるホルモン。

 

 

脳を縦割りし、横から見た図。

左が額、右が後頭部。

卵巣の働きを監視しているのは、脳の下垂体(かすいたい)。

下垂体はその変化を察知し、

卵胞(らんほう)刺激ホルモンを大量に卵巣に送る。

「卵巣!エストロゲンをきちんと分泌しなさい!」

このホルモンには、そんな命令が組み込まれている。

 

 

ホルモンは血液ととともに血管を流れ、

各々のホルモンの受容器を備えた臓器だけが

各々のホルモンをキャッチできる。

他の臓器はまったく反応しない。

 

 

卵胞刺激ホルモンをキャッチした卵巣はどうするか。

「きついなぁ…。

でも下垂体さまの命令なんで、頑張ってエストロゲンを分泌します!」

使命感の強い卵巣は、エストロゲンをせっせと作り放出する。

しかし、限界があり、やがてそれに答えられなくなる。

 

 

すると、脳の下垂体はどうなるか。

「どうしたんだ~~~!

卵胞刺激ホルモンを卵巣に送っても、

卵巣からエストロゲンが出てないぞー!」

下垂体は混乱し始める。

 

 

下垂体は自律神経の監視役もする。

自律神経は下垂体の混乱に影響を受け、

機能が乱れてくる。

 

 

自律神経はいろいろな臓器の機能を調節する。

自律神経の不調は様々な臓器にも影響する。

それが更年期の症状としてあらわれる。

 

 

しかし、更年期症状の原因はエストロゲンの減少だけでなく、

仕事や家族のことなど環境の中でのストレスや、

個々の気質もかかわる。

 

 

更年期症状の1つである『ホットフラッシュ』。

突然、顔からだらだらと汗が流れ、

頭がほてる。

その中でも、下半身まで熱くなることはなく、

むしろ足は冷えている『冷えのぼせ』が

圧倒的に多い。

 

 

『冷えのぼせ』の鍼灸治療のポイントは2つ。

1つめは、下半身のツボを使った鍼とお灸で、

下半身の血の巡りと冷えを改善させること。

頭が熱いと全身を冷やしたくなるが、

足先が冷えているときはNGだぞー!

 

 

2つめは、頭の中だけでグルグルめぐるエネルギーを

全身にめぐるようにすること。

頭や腕、おなか、脚などのツボに鍼やお灸をして、

頭の中の余分なエネルギーを下げる。

 

 

頑強な首こりや肩こりが原因にもなるので、

首こり・肩こりの治療も必須。

 

 

ひどく落ち込んだり、怒りっぽくなったり、

急に悲しくなったり…と感情のコントロールが難しいときには、

心に働きかけるツボにちょこんと鍼やお灸をする。

 

 

コトーは更年期前から手は温かいが足先はひんやり。

こりゃあ~、更年期になったら『冷えのぼせ』になるかも…と思い、

下半身の冷え対策をしてきた。

 

 

一番簡単な方法は、歩くこと。

筋肉は動かすと熱を発生する。

歩いて下半身の筋肉を使えば、

熱が生み出され、血流もよくなる。

 

 

2つめは、どんなに疲れていてもお風呂に入ったら、

湯船につかって全身を温める。

 

 

3つめは、冷たい飲み物や食べ物を控えて、

体を冷やさない。

 

 

更年期真っただ中の今、

更に気をつけているのは3つ。

 

 

1つめは、食事内容と適度な運動。

腸は第2の脳といわれている。

腸内環境を整える食材やメニューを考えるようになった。

また、腸の動きを促すよう、適度な体操も日課になった。

 

 

2つめは、充分な睡眠。

脳と体の休憩時間を増やす。

7時間睡眠を目標にし、〇時に寝るために

〇時までにこれを済ませて…と逆算して考え、

行動するようになった。

 

 

3つめは、髪型。

 

 

 

おーっ、時代を感じる写真!

コトーは幼少の頃から髪の量が多く、

夏には頭皮にアセモができたらしい。

だから、夏は短い髪型にしていた。

今も真夏や、頭をフル回転しているときは、

頭に熱がこもりボーッとする。

鍼灸治療中は患者さんが薄着なので、

部屋はぬくぬく暖かくし、冬でも頭がのぼせる。

うなじの刈り上げと、耳を髪で覆わないことは必須!!!

放熱されて頭に熱がこもらない。

 

 

ホットフラッシュの鍼灸治療に来られる方に、

刈り上げをすすめるが、実行された方は1人もいない。

なかなか、この髪型にする勇気はない……らしい。

そっかなぁ~……。

いいよぉ~~~!!!

 

 

3月12日(火)と17日(日)に、当鍼灸院で、

『更年期の諸症状をお灸とツボ押しで乗り越えよう!』というテーマで、

お灸教室を開催する。

興味がある方はぜひ参加してよ~ん。

詳しくは『お灸教室ページ』をどうぞ…。

 

 

 

28年前のコトー。

この頃は髪が長かったなぁ…。

エレクトーンの最後の発表会。

スローだけど左足は鍵盤で16ビートを刻む、

難しい曲を弾いた。

4ビート、8ビート、16ビート。

数字が大きくなるほど、小刻みにリズムを取る。

 

 

今度、ドラムの発表会がある。

うっひゃ~、28年ぶりに人様の前で演奏する!

今回も16ビートを刻む。

それも慣れない右足で…。

ドラムを習い始めて1年ちょっと。

エレクトーンを弾き始めて40年以上。

う~~~~、右足でなく左足で16ビートを叩きたい!

 

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑤~脳・その2

2018年7月01日

脳の働きは、おおまかに6つ。

①反射、②感覚系の統合、③運動系の統合、

④自律機能の統合、⑤情動、⑥高次中枢神経系の統合。

前回のブログでは、①~③と、

それに関連のあるツボをちらっとご紹介しました。

今日もかなり難しい話になります。

???なところは、バシバシ読み飛ばしてください!

 

 

脳の働き④~自律機能の統合

 

 

心臓のポンプ作用で送り出された血液は、全身の血管を巡る。

呼吸で得られた酸素も血液とともに、全身の血管を巡る。

全身の細胞は、血管を流れる酸素を取り込んで、エネルギーをつくる。

だから、心臓の働きや、呼吸器の働きは、

生命を維持するための大事な機能なんだなぁ…。

 

 

また…、

口から取り込んだ飲食物は、胃で消化され、

腸でさらに消化。

そして、エネルギーとして必要な物は腸から吸収され、

不必要なものは便となり、体外へ送り出される。

だから、消化器の機能も生命を維持するための

大事な機能なんだなぁ…。

 

 

このような生命の維持に必要な機能のことを

『自律機能』という。

自律機能は自律神経によって無意識に調整されている。

 

 

例えば…。

ヒトは日中活動し、夜間休息する動物。

2つの自律神経のうちの1つ『交感神経』は、日中優位に働く。

どんな働きかというと、

日中、体温や血圧、心拍数などを高め、活動しやすい状態にする。

自律神経のもう1つ『副交感神経』は、夜間優位に働く。

夜間、体温や血圧、心拍数などを下げ、

リラックスしやすい状態にする。

 

 

日中活動し、夜間休息するという『体内時計』のリズムは

自律機能の1つであり、

自律神経はその調整をしているんだなぁ…。

 

 

 

脳を縦に割り、内側から見た右脳。

脳の奥にある『視床下部 ししょうかぶ』が、

体内時計のリズムを発生させる。

 

 

夜更かしや朝寝坊が続くと、この『体内時計』が乱れ、

不眠のきっかけになることがある。

寝る直前まで難しい作業をしたり、考え込んでいると、

脳は緊張し続け、

リラックス・モードにする副交感神経が優位にならず、

活動・モードにする交感神経が優位になり続け、

眠れない…。

だから、不眠には脳をリラックスさせることが大切!

 

 

 

 

頭頂にある『百会 ひゃくえ』。

百会の前後左右1寸(=親指の横幅ぶん)にある『四神聡 ししんそう』。

短鍼やツボ押しで脳をリラックスさせ、

不眠の解消をはかる。

 

 

首こりや肩こりが激しいと、脳への血流がとどこおり、

不眠の要因にもなるので、

それらを解消するのも、とーっても大事だよ~ん。

 

 

生命維持に必要な『自律機能』の1つに、『ホルモン』がある。

ホルモンは、脳の下垂体(かすいたい)、甲状腺、副甲状腺、膵臓、

卵巣、精巣などから分泌される。

分泌されたホルモンは血液とともに血管を巡る。

Aというホルモンをキャッチできるのは、Aの受容器をもった臓器だけ。

ホルモンを受け取った臓器は、ホルモンに託された指令に答える。

ホルモンの指令は様々で、生体機能(成長、生殖、代謝など)の調整にかかわる。

 

 

 

例えば…、

女性ホルモンが卵巣から分泌されることによって、

卵巣の中の卵胞(らんほう)で卵子がつくられ、

妊娠が可能になり、生理も起こる。

 

 

視床下部の下にある下垂体(かすいたい)。

ここから分泌されるホルモン、

『黄体(おうたい)形成ホルモン』と『卵胞(らんほう)刺激ホルモン』は

卵巣に働きかけ、

女性ホルモンの産生と分泌を促す。

つまり、脳にある『下垂体』が、『卵子をつくる』『生理を起こす』ときの司令塔なんだなぁ…。

 

 

下垂体の上にある、視床下部。

ここから分泌されるホルモン『ゴナドトロンピン放出ホルモン』が、

下垂体に働きかけ、

下垂体の『黄体形成ホルモン』と『卵胞刺激ホルモン』の

産生と分泌を促す。

つまり、脳にある『視床下部』が最高・司令塔なんだなぁ…。

 

 

うっ、うっ、説明が難しすぎる…。

でも、めげずに書くぞぉー!

 

 

何も考えずにやってくる生理は、子宮や卵巣だけでなく、

脳やホルモンがかかわっている。

だから、生理痛や生理不順、不妊、更年期症状など

婦人科の症状を改善するときに、

脳をリラックスさせることも大切だと思う。

 

 

 

 

脳をリラックスさせるために、頭にあるツボだけでなく、

下腹部や脚にあるツボもコトーは使うなぁ~。

画像の赤矢印は、おへそにある『神闕 しんけつ』というツボ。

おなかにはたくさんのツボがあるよ~ん。

 

 

うっぎゃぁ~~~、

脳の働き④だけで、こんなに書いちゃった…。

脳の働き⑤と⑥は次回にするよん!

この特集、いつ終わるんだろうか…。

気長におつきあいください!

 

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち④~脳・その1

2018年6月24日

 

左側面から見た脳。

前にあるのが前頭葉(ぜんとうよう)(オレンジ)。

上にあるのが頭頂葉(青)。

両側面にあるのが側頭葉(緑)。

後にあるのが後頭葉(ピンク)。

その下に小脳がある。

脳の下には脊髄という神経がくっついてる。

脊髄は、背骨の中央にある空洞の中を通ってる。

 

 

体のあらゆるパーツがスムースに機能できるように、

脳はそれらを監視し、指令を送ってる。

 

 

脳の働き①~反射

 

 

体が受けた刺激は、脊髄を介して脳に伝わる。

刺激の内容によっては、自分の意識とは関係なく、

脳はワンパターンな指令を器官や臓器に送る。

これが反射。

例えば…。

 

 

ドラえもんのどこでもドアを借りて、

半袖、短パンのまま、南極に行ったら、

どんな反射が起こるか…。

皮膚が感じとった冷刺激が、脊髄を介して電気信号で脳に伝わる。

「えらいこっちぁー、急に寒くなったぞー、

皮膚血管!収縮しろーっ!」

脳は脊髄を介して電気信号で皮膚血管に指令を送る。

指令を受け取った皮膚血管が収縮すると、

皮膚血流量が減少し、体からの放熱が抑えられ、

体温が下がらないようにする。

 

 

逆に、南極から南国へワープしたら、どんな反射が起こるか…。

脳の命令で、皮膚血管は拡張し、皮膚血流量が増え、

放熱が亢進し、体温が下がる。

 

 

Aという刺激には必ずA’という反応を無意識に起こし、

Bという刺激には必ずB’という反応を無意識に起こすのが反射。

おーっ、しょっぱなから難しい話…。

今日は最後まで難しいよー!

がんばって、ついてきてぇ~~~!

 

 

脳の働き②~感覚系の統合

 

 

皮膚、目、耳、鼻、舌などの感覚器が受け取った刺激が

脳に伝わり、脳はそれぞれの刺激を統合して、

何が起きているか、どのように行動したらいいか、判断する。

例えば…。

 

 

仕事の帰り道。

どこからかいい匂いがしてきた。

おなかがギュルギュル鳴ってる。

よぉ~し、夕飯はカレーにしよう!

 

 

こんなときは、どんなことが脳で起こっているか…。

鼻が吸い取った匂いが電気信号となって脳に伝わる。

脳は過去のデータから、「これはカレーのにおいだ!」と判断する。

そして、胃、肝臓、小腸や脳で感知した空腹感と相まって、

「カレーが食べたい!」ってなるんだなぁ…。

 

 

鍼灸治療で一番多くかかわる感覚は、『痛み』かな…。

首こり、肩こり、五十肩、肘関節痛、手の腱鞘炎、背中こり、

腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、膝関節痛、足関節痛、などなど。

筋肉痛や関節痛、神経痛は、痛みを発する筋肉や、

痛みの原因となる筋肉に、鍼やお灸をする。

例えば…。

 

 

首・肩こりでは、僧帽筋(そうぼうきん)とい筋肉が痛みを発することが多い。

 

 

 

 

 

僧帽筋の上には『肩井 けんせい』というツボがあり、

この部分のコリが強い!

このツボに鍼やお灸をして、滞った血流を改善し、

筋肉の柔軟性を出して、痛みを緩和させるんだなぁ…。

 

 

アプローチする筋肉の上にツボがあればそれを用い、

ツボがなければ、緩みやすいポイントに鍼やお灸をするなぁ…。

 

 

 

 

 

膝の近くにあるツボ『陽陵泉 ようりょうせん』。 赤矢印。

別名『筋会 きんえ』。

筋肉にかかわる症状を治すときのツボなんだよ~ん。

 

 

 

 

 

片頭痛の痛みに対しては、

こめかみや耳周辺のツボにちょこんと短鍼を置く。

この辺りにはツボがいっぱーいあるんだよ。

筋緊張型頭痛でも片頭痛でも首こりや肩こりが強いので、

それらに対するアプローチも大事なんだなぁ…。

 

 

脳の働き③~運動系の統合

 

 

「カレーのルゥーはウチにないなぁ」

「スーパーに寄ってから帰ろう」

そんな意志が脳で決定されると…、

まず目の前の四つ角を右に曲がるためには、

どの筋肉をどんな順番でどれくらいのパワーで活動させて、

どんなふうに体を動かすか…。

運動のプログラムが、脳のあらゆるところで組み立てられる。

そして、統合されたプログラムは運動指令として、

脊髄の運動神経を介して、諸所の筋肉に伝わり、

プログラム通りに筋肉が動くので、

目の前の四つ角をスムースに右に曲がれるんだなぁ…。

 

 

スーパーにたどり着くと、カレーのルゥーを手に取り、

レジへ持っていき…、自宅で鍋に水を入れ…、と

次から次へと続く運動を遂行するために、

脳はひたすら運動のプログラムを作成し、

筋肉へ指令を送っているんだなぁ…。

 

 

ありゃりゃ、ツボの話よりも脳の話がメインになっちゃった。

次回も脳に関する難しい話しになると思うけれど、

おつきあいください!

 

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