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カテゴリー:食生活

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑨~腸・その2

2018年8月29日

 

腸の働きはおおまかに3つ。

1つめは、消化と吸収。

胃でドロドロのかゆ状に消化された食べ物は、

小腸で消化液と混ざり合い、さらに分解される。

小腸の内壁から、ほとんどの栄養と水分が吸収される。

そして、残りカスとなった食べ物は大腸へ運ばれ、

大腸の内壁から水分とミネラルなどが吸収される。

小腸が吸い取った栄養は、私たちの体を再生し続け、

生命を維持し、活動するためのエネルギーにもなっている!

 

 

腸の働きの2つめは、

体に必要のない物や害になる物をウンチにして

排泄するという解毒作用。

残りカスとなった食べ物は固形化し、ウンチになりながら、

肛門へと運ばれる。

ウンチには、食べ物に含まれていた食品添加物や

残留農薬などの老廃物だけでなく、

ウンチが大腸に長くとどまると発生する老廃物もある。

 

 

腸の働きの3つめは、免疫機能。

腸は病原菌と戦い、私たちの体を守っている!

 

 

こんな大役を担っているんだから、

快腸、快便って、実はとーっても大事なんだなぁ…。

 

 

前回の特集ブログでは、

『快腸・快便の心得・その①~いろいろな物を食べよう!』と、

『快腸・快便の心得・その②~朝食・昼食・夕食をとろう!』を、

熱く語った!

今日は、その続きだよ~ん!

 

 

快腸・快便の心得・その③~便意を我慢しない! 

便意がなくても毎日決まった時間にトイレに座ろう!

 

 

忙しいときや外出先で、便意を我慢しちゃう?

便意を我慢ばかりすると、便意が起きにくくなる。

つまり、便秘になっちゃう!

便意がなくても毎日決まった時間、できれば朝食後に、

トイレに座る習慣をつけると、排便リズムが整いやすい!

 

 

快腸・快便の心得・その④~自分のウンチを見よう!嗅ごう!

 

 

(食事中の方は、非常に申し訳ない…。)

あなたのウンチはどんな感じ?

大きさは? 色は? 匂いがする?

理想的なウンチは、黄褐色で匂いはかすか。

味噌のような柔らかさで、バナナ3本分くらいの大きさ。

そんなウンチは、大腸に住んでいる腸内細菌、

善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん)のバランスがいいんだなぁ…。

 

 

悪玉菌が増えすぎると、便秘になりやすい。

そのときのウンチは黒っぽく、非常にくさく、

硬く、小さい。

コロコロ、ウサギの便のようになることも…。

 

 

腸内細菌は消化吸収や免疫にも深くかかわっている。

ウンチをチェックすれば、

自分の大腸に住んでいる腸内細菌の状態を

把握できるんだなぁ…。

腸内細菌の一部はウンチと一緒に出て行っちゃうから、

腸内細菌はずーっと育て増やさないといけないんだなぁ…。

 

 

快腸・快便の心得・その⑤~快便お助け隊を上手に活用しよう!

 

 

隊員1号:水分

水分は、腸の運動を活発にする。

1日1500~2000ml。

 

 

隊員2号:食物繊維

食物繊維はウンチのもととなる。

不溶性食物繊維は水に溶けない性質を持ち、

便の量を増やす。

これだけだとウンチは硬くなる。

豆類、野菜、穀物、イモ類、キノコ類に含まれている。

水溶性食物繊維は水に溶ける性質を持ち、

便の柔らかさを保ち、善玉菌を増やす。

海藻やリンゴ・バナナなどの果実に含まれている。

不溶性:水溶性=2:1が理想。

 

 

隊員3号:発酵食品

ヨーグルトや乳酸菌飲料、キムチ、味噌、醤油、納豆、

甘酒、漬物などの発酵食品には、

善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌が含まれている。

 

 

隊員4号:オリゴ糖

果物、はちみつ、豆乳、バナナ、とうもろこし、ニンニク、

ネギ、甘酒、納豆、アスパラガス、タマネギ、ゴボウなどの中に、

オリゴ糖は含まれ、善玉菌の大好物。

1日3~5gが適量。

 

 

隊員4号:エキストラ・バージン・オリーブオイルとアマニ油(あるいはエゴマ油)

エキストラ・バージン・オリーブオイルは小腸で吸収されにくく、

ウンチの中に含まれ、ウンチのコーティング材ともなり、

滑らかに排便しやすくなる。

生で大さじ1杯。

アマニ油やエゴマ油は腸壁の炎症を抑える。

生で1日大さじ1杯。

 

 

隊員6号:マグネシウム

便にマグネシウムが含まれていると、水分を吸って便を柔らかくする。

マグネシウムは、昆布、ひじき、ホウレンソウ、玄米、カキ、カツオ、

焼き海苔、きな粉、硬水、にがりなどに含まれている。

にがりだったら、1~1.5ml/水1リットル。

何でもとりすぎは禁物!

マグネシウムをとりすぎると腎臓が痛むぞ!

 

 

おおおっー!

今日も腸の話が終わらない…

次回には、腸のトラブルに活躍するツボたちが登場するはず…。

この特集が終わる日は訪れるのだろうか…。

 

特集~五臓六腑の力が鍼灸治療を活かす④~胃と脾

2017年7月13日

 

漢方では食材を、『体を温める作用のある食材』と、

『体を冷やす作用のある食材』と、

『温める作用も冷やす作用もない食材』とに、分けている。

夏野菜のトウモロコシは、『平』。

体を温めもしないし、冷やしもしない。

 

 

 

 

夏野菜のキュウリは、『涼』。

ちょびっと冷やす。

『清熱 せいねつ』といって、体にこもった熱をとる作用がある。

 

 

 

 

夏野菜のトマトは、『微寒(びかん)』。

『涼』よりは冷やすが、『寒』ほどは冷やさない。

『解暑清熱 げしょせいねつ』といって、

体にこもった余分な熱をとり夏バテを解消する。

夏野菜は体を冷やす作用のものが多い。

夏でも冷房の影響で体が冷えている場合、

冷やす作用のある食材をとりすぎると、より体が冷えちゃうよ!

 

 

さてさて、本題に入ろうかな。

口から取り込まれた飲食物は、まず胃に送られる。

空腹時の胃は約200mlの大きさ。

飲食物が入ると約1~1.5Lまで膨らむ。

毎分約3回の蠕動(ぜんどう)運動が始まり、

胃の中の飲食物は撹拌され、

胃液と混じって粥状になる。

一日の胃液の分泌量はなんと2.5L!

 

 

 

赤いラインは、『足陽明胃経』という経絡。

黒目の下から始まり、顔、体幹前面、太ももの前面、

むこうずねを下り、足の人差し指で終わる。

経絡上にツボは片側45個!

かなり多い。

この経絡は胃にもつながっている。

東洋医学でも『胃』の重要な働きは、飲食物の腐熟。

 

 

 

 

赤い矢印は、『足三里』というツボ。

膝(赤い花のシール)の下にある。

黄色のラインが、『足陽明胃経』。

胃痛、消化不良、食欲不振など胃のトラブル時には、

『足三里』に反応が出やすい。

このツボを鍼やお灸で刺激すると、

滞っていた経絡の流れが改善し、

エネルギーと栄養分を充分に胃へも送れるようになり、

胃や腸など消化器の働きがアップし、症状もやわらぐ。

症状のある部位から離れたツボをよく使うが、

経絡という概念があるからなんだなぁ…。

 

 

胃と表裏関係にあるのが、『脾』。

西洋医学の『脾臓』の働きは、赤血球の貯留、

古い赤血球や血小板の破壊、リンパ球の産生など。

東洋医学の『脾』の重要な働きは、胃とともに飲食物を消化し、

栄養源を作り出し、運搬すること。

 

 

 

足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)。

足の親指から始まり、脚の内側、体幹前面を下り、

胸部側面で終わる。

ツボは片側21個。

この経絡は脾にもつながっている。

胃と同様に、消化器のトラブル発生時に、

この経絡にあるツボを使う。

 

 

脾は水分を運搬する働きもある。

体内の水分がたまりすぎてむくむとき、

ここにあるツボに鍼やお灸をして、水分代謝を整える。

 

 

『統血作用』も脾の重要な働き。

統血とは、血を統轄(とうかつ)し、正常に循環させ、

体外に漏れ出ないようにすること。

そのため、月経過多(月経量が多い)、

不正出血(月経期間以外の出血)など、

血の巡りにかかわる婦人科の症状には、この経絡のツボを使う。

 

 

 

 

赤い矢印は、『血海 けっかい』というツボ。

膝の上にある。

黄色のラインが、『足太陰脾経』。

東洋医学では、経絡やツボの特徴を地形に例えることがある。

本流の川の水が海に集まるように、血がこのツボに集まる。

それだけ、『血の巡りには重要なツボ』ということがうかがえる。

 

 

おおーっ!

12個の臓器のうち、残るはあと4個!

もうちょっと、この特集におつきあいください!!!

 

特集 冷え症~5.冷え取り方法・食事編

2012年8月16日

お盆休みがあっという間に終わり、今日から仕事です!

さあ、冷えの特集も第5弾!

佳境に入ってまいりましたっ! (ウソウソ、おおげさぁ~)

食事で冷えを取る方法をご紹介します!

 

1.食材

東洋医学では、食材はそれぞれ『体を温める性質』 『体を冷やす性質』

『体を温めも冷やしもしない性質』を持つと考えています。

南方産の食材(コーヒーやバナナなど)は、

熱い土地に暮らす人々の体を冷やしてくれる性質を持つと考えます。

逆に、北方産の食材、例えば冷えた土の中でとれる根菜類、

塩分を適度に含む漬物などは体を温める性質を持っています。

体を冷やす食材でも、熱や塩分を加えることで、

体を温める性質を持つようになります。

野菜はなるべく煮たり焼いたり、漬物に…。

でも、「こんな猛暑では生野菜が食べたい!」という方は、

生野菜サラダに、海藻や大根、玉ねぎなど体を温める物を

加えてみるのもいいそうですよ。

温める!といえば、皆さんご存知の『生姜』。

血行を良くして体を温めるジンゲロールやショウガオールなどの

成分が含まれ、新陳代謝を高めて、体温をアップさせます。

 

2.朝食はちょっとでもいいので食べる

食事をすると体内に熱が生まれ、

エネルギーや血液の循環が高まります。

私たちの体温は1日の中で若干変動があります。

夜、寝ている間はちょっと低く、

朝、起きるとともにちょっと上がり、体を活発にします。

朝食は体温を上げる手助けをしてくれます。

 

3.無理なダイエットはやめて、きちんと栄養をとる。

朝はコーヒーや牛乳、昼はざるそばやフルーツ、

夜は生野菜サラダ…といった無理なダイエットをしていると、

体は栄養不足、エネルギー不足になり、

新陳代謝が低下します。

ダイエットのつもりではないけれど、

暑いから、このようなメニューになりがちな方もいるのでは…。

夏バテの原因になるだけでなく、

冷えや低体温の原因にもなりかねないので、

栄養のバランスの整った食事をきちんと取りたいですね。

 

料理が苦手な私。

この暑い時期の料理は、さらにおっくうになります。

料理中に汗をかき、温かい料理を食べるとまた、どかっと汗をかく…。

でもでも、あら不思議!

脳も体もすっきりリフレッシュしている!

「しっかりと食べることが大事なんだなぁ」と思う瞬間です。

さあ、いつまで続くぅー、特集『冷え症』。

冷え症でない方も、もうちょっとおつきあい下さい。

 

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