福岡市南区にある女性専門の鍼灸院「レディース鍼灸ことう」のホームページです。主に婦人科疾患・五十肩・肩こり・腰痛などに強みを持っています。

〒815-0071 福岡市南区平和1丁目23-13
グリーンウインズ101号

お問い合わせ

心と体に香るエッセンス…

カテゴリー:自律神経失調症

特集~心への鍼灸アプローチ②~心と臓器と経絡とツボの関係

2019年12月14日

五臓六腑の『心 しん』。

『心』の働きを役職に例えるならば、『君主』。

ヒトの体と心の最高司令官であり、

『君主の官』と呼ばれる。

 

 

『心』には『神 しん』が収まってる。

『神』は『生命活動そのもの』を指す。

ということは、『精神活動』も『神』に含まれる。

 

 

赤いラインは、『手少陰心経 て・しょういん・しんけい』という経絡。

手のひら側で、脇の下から始まり、肘を通り、小指に終わる。

この経絡は、臓器『心』にもつながり、

気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養分)を送ってる。

経絡の上にのってるツボは9個。

経絡は左右対称にあり、左右合わせてツボは18個。

 

 

 

 

 

手首に『神門 しんもん』というツボがある。

神気(=神のエネルギー)が出入りするところなので、

『神門』と名付けられた。

 

 

五臓六腑の臓器の中で、『心』だけが

護衛する器官をもってる。

『心包 しんぽう』。

『心』を包む膜のようなもので、

外敵から『心』を守りつつ、

『心』の働きを助ける。

『心包』の別名は『臣使の官』。

 

赤いラインは、『手厥陰心包経 て・けついん・しんぽうけい』という経絡。

胸から始まり、肘の中央、手首の中央を通り、中指で終わる。

この経絡は『心包』にもつながってる。

この上にもツボが片側9個、左右合わせて18個、のってる。

 

 

 

 

 

手首の少し上にあるツボ『内関 ないかん』。

ここから手厥陰心包経の気(=エネルギー)が出入りする。

大事な関所なんだなぁ…。

不安感やイライラ感など乱れた感情を整えるツボであり、

自律神経を調整する働きもある。

 

 

 

 

これは、『台座灸』というお灸。

台座の上にモグサがのってる。

台座の下にはシールがついてるから、

どこのツボにも貼り付けやすい。

このお灸だったら、自分でも簡単に『内関』にお灸ができる。

ほんわか温まり、気持ちいいよ。

 

 

『心』以外の臓器も精神活動に深くかかわる。

例えば、『肝 かん』。

『肝』の別名は『将軍の官』。

外邪から身を守るための指揮官であり、

判断力や計画性などの精神活動もつかさどる。

 

 

赤いラインは、『足厥陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

足の小指から始まり、脚の内側とおなかを通り、肋骨の下で終わる。

『肝』にもつながってる。

片側にツボは14個。

 

 

 

 

足の甲のあるツボ『太衝 たいしょう』。

『太』は『大きい』ということ。

『衝』は『要衝』のこと。

このツボは、勢いよく気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養分)がめぐるところ。

イライラ感や怒りも度を超すと、気が逆上する。

上がりきった気(=エネルギー)を下げるために、

『太衝』に鍼やお灸をする。

このツボにも台座灸だったら、自分でお灸がしやすいよ。

 

 

気が楽。

気が重い。

気が散る。

気が短い。

気をもむ。

気に病む。

 

 

感情を表現するときに、『気』がよく登場する。

東洋医学では、『気』はエネルギーのこと。

『気』の量や質、流れ方などがどのように乱れてるのか。

どのツボを使い、どのような鍼やお灸の手技でそれを改善するか。

心への鍼灸アプローチには、そのことも大切だと思う。

次回は『気』への鍼灸アプローチを書いてみます。

 

 

 

福岡市南区にある、女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸ことう≫の鍼灸師コトーでした。

難しい話にもうちょっと付き合ってくださいねぇ~~~。

 

 

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑥~脳・その3

2018年7月12日

脳は、体と心の最高司令官!

その働きは多岐に渡る。

①反射、②感覚系の統合、③運動系の統合、④自律機能の統合、

⑤情動、⑥高次中枢神経系の統合。

前々回と前回のブログで、①から④までの脳の働きと、

それにかかわるツボたちをご紹介しました。

チョー難しい話につきあっていただき、

誠に!誠に!誠に!ありがとうございます。

今日も眉間にシワを寄せながら、お読みください。

 

 

⑤情動

 

 

情動とは怒りや恐れ、喜び、悲しみなど、

一時的に急速にあらわれる感情であり、

それには身体的、生理的な変化を伴う。

その感情とそれに伴う体の反応は、

脳の緻密な回路によって引き起こされる。

 

 

 

 

胸の間にあるツボ『膻中 だんちゅう』。

心臓の病気でもないのに、ちょっとした不安でも、

すぐ動悸がするときに使うツボ。

 

 

 

 

『中脘 ちゅうかん』。

黄緑色の矢印は『神闕 しんけつ』というツボ。

おへそにあたる。

中脘はその上にある。

不安や悩みがあり、そのために食欲がなくなったり、

胃がムカムカするときに使うツボ。

精神的なストレスが長く続いたり、

大きなストレスがドン!と来たときにも、

このツボに反応があらわれやすく、

コトーは鍼もお灸もするなぁ…。

 

 

 

 

手首の少し上のあるツボ『内関 ないかん』。

イライラや不安などの心の不調や、

自律神経の乱れを整える働きがある。

気持ちを落ち着かせたいときに、ツボ押しもおすすめ!

 

 

 

 

忙しい日々が続き、体力も気力も落ちてくると、

ちょっとしたことでイライラ…。

生理中にイライラする方もいれば、

更年期症状でイライラする方もいる。

そんなときに、足の甲にあるツボ『太衝 たいしょう』に

ちょこんと鍼をしたりお灸をして、

気持ちを静める。

 

 

こんなふうに、心の不調に働きかけるツボもたくさんある。

9月9日(日)と11日(火)に当鍼灸院で開催するお灸教室のテーマは

『心の不調』。

約2年ぶりのテーマ。

今回ご紹介したツボの取り方やお灸の仕方、ツボ押しのコツなどを

伝授しちゃうよー!

興味のある方はぜひご参加ください。

詳しくは『お灸教室のページ』をご覧ください。

 

 

⑥高次中枢神経系の統合

 

 

『高次中枢神経』とは、高次元の脳の神経機能のこと。

例えば…。

 

 

ヒトは、聞いた言葉をおうむ返しで話せるし、

ドラマの内容をかいつまんで話せるし、

書かれた文章を声に出して読むこともできる。

これは動物の中では、高い次元の神経機能であり、

脳の様々な箇所が働き統合され、

なせる技なんだなぁ…。

 

 

過去の様々な経験に基づいて、

行動や反応を変化させる能力、つまり『学習』も

高次元の神経機能。

他には、記憶、意識、注意、覚醒、睡眠、知能、

判断、思考、創造性なんかも、

脳のいろーんな箇所が働き統合して

なせる『技』なんだなぁ…。

 

 

脳って無意識に働いていることがほとんどだから、

ついつい使いすぎても気づきにくい。

こんなふうに脳の働きを書き出してみると、

しっかり睡眠時間をとったり、

日中でもボーッとする時間を作って、

脳を充分に休ませることが大切なんだなぁ…と実感する…。

 

 

久々におまけの話。

7月の博多といえば、『博多祇園山笠』。

地区毎に舁き山(かきやま)をかついで、

約5kmのコースを走り、タイムを競う祭り。

 

 

 

 

山笠のメイン会場の『櫛田神社 くしだじんじゃ』。

博多仁和加(はかたにわか)の発表会があると聞き、行ってきた。

 

 

 

 

三味線などのおはやしとともに、

目の部分にお面を着けた演者がマイクの前に立ち、

博多弁で話し始め、話の終わりにオチをつける。

実際に見るのは初めて。

小学生も出演!

昔からの郷土芸能が息づいているんだなぁ…。

 

 

境内を散歩していると、???な建造物を発見!

 

 

 

 

屋根瓦がのってる壁?!?

 

 

 

 

横から見ると、瓦がぎっしりつまってる。

何だろう…。

 

 

 

 

ほぉー、『博多べい』っていうんだ。

戦国時代、戦国大名や豪族の争奪で、

焼け野原となった街を、

豊臣秀吉の命で復興した証に、

戦火で焼かれた屋根瓦や石などを

壁に埋め込んだ。

それを後世に残そうと、一部を櫛田神社に移設したらしい。

 

 

おぉ、話が反れた!

この日は流舁き。

各地区内を舁き山が舁き回る。

 

 

 

 

櫛田神社近くは、西流。

 

 

 

 

川端商店街は、土居流。

7月15日がクライマックスです!

 

無気力・ゆううつ・落ち込み・不安感・イライラ感…心の不調を整える鍼とお灸

2018年2月09日

鍼やお灸で用いるツボには、

心に働きかけるツボもたーくさんある。

 

 

 

 

 

足の裏にある『湧泉 ゆうせん』。

エネルギーが出入りするツボ。

無気力でやる気が起きないときには、

このツボにお灸をしてエネルギーを補充する。

 

 

 

 

 

棒灸はタバコ状のお灸。

皮膚から数㎝離して温める。

湧泉の中の中まで温かさが伝わる…。

 

 

 

 

 

自分でするなら台座灸もおすすめ。

台座の上にモグサがのっている。

台座の底にはシールがつき、湧泉にもペタッと貼りやすい。

毎日のセルフお灸で、じんわりエネルギーを補充する。

 

 

 

 

 

手首近くにある『内関 ないかん』。

ゆううつ、落ち込み、不安感、イライラ感や、自律神経を調整するツボ。

 

 

赤いラインは『手闕陰心包経 て・けついん・しんぽうけい』という経絡。

『内関』はこの経絡の上にある。

 

 

東洋医学では、臓器の『心 しん』を包み保護しているものを、

『心包』という。

西洋医学の『心臓』と東洋医学『心』の働きは若干異なり、

『心』は情緒に深くかかわっている。

『心』にもつながっている『手少陰心経 て・しょういん・しんけい』や、

『心包』にもつながっている『手闕陰心包経』の上にあるツボは、

心の調子を整えるときに用いる。

 

 

 

 

 

頭のてっぺんにある『百会 ひゃくえ』。

気がかりなことやストレスで脳が疲労しているとき、

ゆううつ、不安感があるとき、ここにちょこんと小さな鍼をする。

脳を使い過ぎて、頭の中にたまり過ぎた余分なエネルギーを

ここから出す。

鍼をしばらく置いておくと、頭の中がすーっと落ち着いてくる。

 

 

ツボにはいろーんな効能があり、

セルフお灸で心の調子を整えたい方は、

最寄りの鍼灸院で自分に合うツボを選んでもらってください。

 

 

さぁて、おまけの話は、前回のブログの続き。

中国留学半年後、一人で一時帰国した際、

アクシデントに何度も出くわし、

ヘロヘロになりながら、日本に帰った。

 

 

では、中国に戻るときはどうだったのか…。

日本から飛行機に乗るんだから、何とかなる。

そう思い込んでいた。

 

 

しかし…、

南京空港に降り立ち、だだっ広いロビーで呆然と立ち尽くした。

ここから留学先の学校までどうやって帰ろう。

タクシー乗り場ってあるんだろうか。

留学するときは上海空港経由で行ったので、

南京空港のアクセスがまったく分からない。

 

 

もう、ロビーには誰もいない…。

頼りになるのは電子辞書だけ。

とにかく歩こう。

と、背後から自分の名前を中国語で呼ぶ声が聞こえた。

振り返ると、なんとなく見覚えのある顔。

たしか、留学先の学校の先生だ!!

その頃、中国語はほとんど話せないし、聞き取れなかったが、

必死だったせいか、

先生が韓国人の留学生を迎えに来ていることが分かり、

一緒に車に乗せてもらえることになった。

 

 

ライトバンは留学生でぎゅぎゅう詰めだったが、

なんてラッキー!ラッキー!ラッキー!

授業を受けたことがないのに自分の顔と名前を知っていた先生に、

感謝!感謝!感謝!

 

ご予約・お問い合わせはコチラ!