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心と体に香るエッセンス…

カテゴリー:生理痛

特集 生理の話 3~生理による体と心の変化

2012年10月15日

はーるか、かなたの昔、学生だった20台前半。

クラスメイトの男子から、

「今日、イライラしているね。 生理中?」 と、

聞かれたことがあります。

生理中というのはビンゴ。

それまで、生理痛など生理中の不調はまったく自覚していなかったので、

そんなふうに言われたことにびっくりしました。

生理前、生理中、生理後に女性の体と心はびみょーに変化します。

今日は、その変化をご紹介します。

 

 

生理中(約1週間)

 

 

 

 

 

 

 

 

上図は、子宮とその左右に付いている卵巣です。

生理が始まると黄体(おうたい)ホルモンの分泌がなくなる影響で、

体温が下がります。

冷えや生理痛、頭痛、胃痛、吐き気、などの症状が出る方もいます。

生理の出血が多いと貧血となり、体がだるくなることも…。

生理前半はゆううつになったり、神経質になる、など

心が不安定になることもあります。

しかし、生理が終わる頃には、

卵胞(らんほう)ホルモンが分泌され始める影響で、

そんな気持ちから抜け出せます。

 

 

生理後(約1週間)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卵胞ホルモンの分泌の影響で、体調は一番いい時期です。

心も体もバランスがとれて、サイコー!です。

 

 

生理後(2週間目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排卵からの1週間です。

卵巣の中で成長した卵胞から、卵子がポポポーンと飛び出した状態を

「排卵」といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄体ホルモンの分泌が高まる影響で、

下腹部がなんとなく違和感を感じたり、

むくみ、便秘、肩こり、腰痛などの症状が現れることもあります。

心も黄体ホルモンの影響を受けて、

ハイ・テンションのときもあれば

ゆううつだったり、イライラすることもあります。

 

 

生理前(約1週間)

黄体ホルモンの影響がピークとなる頃です。

むくみ、便秘、肩こり、腰痛、眠気、不眠などの症状が出る方もいます。

心も一番不安定な時期で、

イライラ、不安、うううつな気持ちになることも…。

 

 

どの時期も、ホルモンの影響で体と心が変化するようですね。

黄体ホルモンは、卵巣の中の「黄体」から分泌されます。

「黄体」は、そもそも卵巣の中の「卵胞」のことで、

卵胞から卵子が飛び出ると、

「卵胞」は「黄体」と名前を変えます。

ややこしいっ!

卵胞ホルモンは、排卵前の卵胞から分泌されます。

詳しくは、前回のブログをご覧ください。

 

生理前、生理中、生理後の体と心の変化は、

人によって異なります。

また、同一の方でも、生理が安定していない思春期や

生理が終わりかけの更年期など、年齢によっても異なります。

めちゃくちゃ忙しく、寝不足の日が続いたり、

大きな悩みが長く続いたときに、

生理が予定よりも遅れた経験はありませんか?

卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの女性ホルモンは、

健康状態やストレスの影響を受けやすいといわれています。

女性の体はデリケートなんですね…。

次回も、生理の話が続きます。

よろしくです!

 

ツボ・パワー! 三陰交(さんいんこう)

2012年1月20日

鍼灸治療にかかせないのが『ツボ』。

東洋医学では全身に経絡という通路があると考えています。

経絡は『陰経』と『陽経』に分けられ、

経絡上に乗っているツボは約360穴。

今日はその360穴の1つ、『三陰交 さんいんこう』をご紹介します!

               *

『足の太陰脾経 たいん・ひけい』と、『足の厥陰肝経 けついん・かんけい』と、

『足の少陰腎経 しょういん・じんけい』という

3つの陰経が交わるところにあるのが『三陰交』。

このツボは、3つの経絡が治す症状たちに係わることができるので、

すごいっ!!!

               *

『三陰交』の位置は、

足の内くるぶしの頂点から指4本ほど上で、

脛骨(けいこつ)という骨の後ろ。

ツボを押すとウッ!と圧痛があり、

少しでもずれると圧痛が和らぐので、見つけやすいツボです。

                *

強い冷えなどには…

灸頭鍼(きゅうとうしん)。

強い生理痛や生理不順などには…

皮内鍼(ひないしん)。

皮膚の1mm下に、皮膚と平行に小さな鍼をして、

医療用テープで固定します。

違和感はありません。

1~4週間ツボを刺激し続けることにより、症状を改善します。

足のむくみにもOK!

『三陰交』に鍼をしたまま…

棒灸もします。 (写真はツボが違います)

ご自宅でお灸をして頂くときには…

台座灸も使います。

いろいろな手法を使うツボって珍しい気がします。

               *

経絡には『陰経』と『陽経』があり、各々ペアになっています。

ツボ自体もペアになっているものがあり、

『三陰交』の相手は『懸鐘 けんしょう』。

足の外くるぶしの上にあります。

この2つのツボに同時にお灸や鍼をするのを、

『貫抜きの灸』とか『抜き打ちの鍼』と言います。

2つのツボを通して陰陽のバランスを整える!というイメージです。

               *

これからぐっと寒くなる季節に入りますが、

冷え症さんは、『三陰交』のある足首を冷やさないように、

ハイソックスやレッグウォーマー、ブーツなどを履くことをお勧めします。

私の相棒、鍼の道具たち…その2

2011年12月19日

前回に引き続き、今回も鍼灸の鍼の話です。

鍼の素材はステンレスが主流ですが、銀メッキや18金を使用した鍼もあり、

それなりの値段がします。

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持ち手(太いところ)がステンレスのものもあれば

プラスチックのものもあります。

私は持ち手も鍼の部分もステンレス製のものが使いやすく、

すべて使い捨ての鍼で、お一人の方に使ったら廃棄しています。

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鍼の太さは、00番が0.12mm、0番が0.14mm、1番が0.16mm

と、太くなるほど番手数も大きくなります。

鍼灸師によって、使う太さは様々。

私は1番を多く使いますが、0番、2番、3番、5番も使います。

体の部位や、患者様の体調・体質等によって、使い分けています。

上の写真は、短い鍼が00番(0.12mm)、長い鍼が5番(0.24mm)です。

写真ではわかりにくいですね。

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暗くてすみませ~ん。

鍼の長さは3分(10mm)、1寸(30mm)、1寸3分(39mm)、

と、『寸 すん』と『分 ぶ』の単位で表します。

この写真で一番短いのが3分(10mm)。 長いのが2寸5分(75mm)。

短い鍼は顔などデリケートな皮膚のツボに、

長い鍼はお尻の奥の筋肉が痛い時(ふくよかな体型に対応)に使っています。

鍼灸師それぞれに使いやすい鍼の長さがあり、

私の手の大きさでは、1寸3分(39mm)が一番使いやすい!

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これらは一般的な鍼ですが、特殊な鍼もたくさんあります。

私の手元にある鍼だけご紹介します。

皮内鍼(ひないしん)。

この写真のものは、直径0.14mm、長さ5mm。

 

見えますか~?

鍼のリングのところをピンセットではさみ、

 

見えますか~?

皮膚の1mm下を、皮膚と平行に2~3mm刺し、

 

医療用のテープに切り目を入れて、鍼の『枕』を作り、

 

その上から医療用テープで固定!

鍼を横に刺しているので、違和感はまったくありません。

途中で張り替えますが、1週間~1ヶ月間して、

長い間ツボに刺激をし続けることができます。

生理痛や生理不順など婦人科の症状で、

血の巡りを改善したい時によく使います。

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円皮鍼(えんぴしん)。

円形のシールの中央に鍼がついています。

この写真の鍼は直径0.2mm、長さ0.9mm。

見えませんよね~。

筋肉がガチガチで痛みが強いときなどに1~2週間、張ります。

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最後にご紹介するのは、灸頭鍼(きゅうとうしん)。

普通に鍼を刺し、

 

灸頭鍼用のモグサを鍼の持ち手に刺し込み、

 

モグサが皮膚に近いと熱いので、厚紙をひきます。

 

チャッカマンで点火!

頑固な、強い腰痛や冷え症、五十肩などに用います。

鍼の刺激とお灸の輻射熱で治療効果バツグンです!

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おぉっ!

今回もふんだんに写真を載せたら、長々としたブログとなりました。

写真撮影は趣味ではありませんが、

どんなアングルで撮ったらわかりやすいかな…と

考えながら撮るのはおもしろいですね。

次回は『中国留学思い出し日記』のコーナーで

『七星針』という鍼をご紹介します。

今日書ききれなかった『鍼のよさ』もその時にお伝えします!

3回連続して鍼の話となりますが、おつきあい下さい…。

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