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カテゴリー:生理痛

特集 生理の話6 ~生理のトラブルの鍼灸治療

2012年10月29日

特集 生理の話も最終回!

1ヶ月間かかっちゃいましたねぇ~。

ちょいとおさらいをすると…、

 

 

生理は子宮と卵巣だけでなく、脳も重要な働きをします。

卵巣が手順よく働くために指令を出すのは、

脳から卵巣へ分泌する女性ホルモンでしたね。

その女性ホルモンは、健康状態やストレスの影響を受けやすいという

特徴もありました。

ということは、生理のトラブルの原因は多岐に渡ります。

生理にかかわるトラブル自体も、

生理痛がひどくなる…、

生理の周期や期間や出血量が変化している…、

生理の前後にも下腹部痛など様々の症状があらわれる…、など

いろいろあります。

それらの変化が強くなったり、長く続いている場合には、

子宮や卵巣などの病気も考えられます。

そんなときには、ためらわずに、婦人科での診察が大切ですね。

 

鍼やお灸では、生理痛や生理不順や、生理の影響であらわれる

諸症状(むくみ、頭痛、腰痛、肩こり、イライラ…)など、

具体的な症状に対して治療します。

 

まず、問診や触診により、生理の状態やトラブルを把握し、

どのように体質が崩れているのか、見極めます。

それらは一人ひとり異なるので、

鍼やお灸に使うツボや治療方法も様々です。

 

症状が重かったり、長期化している場合には、体質を改善し、

体の底力をアップすることが重要となります。

そんなときには、

 

 

当鍼灸院では、皮内鍼(ひないしん)をよく使います。

細くて短い鍼を皮膚と水平に刺し、

医療用のテープで固定し、2~4週間ツボを刺激します。

以前ブログに写真付きで皮内鍼のやり方をご紹介したことがあります。

興味のある方は、『私の相棒 鍼の道具たち その2』をクリック!

 

体質改善のために、ご自宅でのお灸もお勧めです。

 

 

底にシールのついた台座灸は、操作が簡単です。

最近はツボを紹介した本がたくさん出版されていますね。

お灸も鍼もたくさんのツボにすればいいってものではありません。

最寄りの鍼灸院で、ご自分にあうツボと、ツボの取り方の

指導を受けることをお勧めします。

 

ずいぶんと長い特集になりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

生理や女性ホルモンは体や心に変化をもたらします。

上手につきあっていきたいですね。

特集 生理の話5~生理と五臓六腑と経絡の関係

2012年10月25日

毎月くる生理…。

何のトラブルもなく、その日を過ごしたいですよね。

『生理』は、気(=エネルギー)と血(=栄養分)の充実と

血の調節が大切です。

その気・血とかかわりの深い五臓六腑は、心・肝・脾(ひ)・腎・胃。

これらの五臓六腑は、東洋医学でいう臓器のことで、

西洋医学でいう心臓・肝臓・脾臓・腎臓・胃とは、ちょいと働きが異なります。

 

 

手少陰心経(て・しょういん・しんけい)という経絡(けいらく)。

脇の下に始まり、腕の内側を下り、手の小指の内側で終わります。

左右対称にあります。

この経絡の上には、片側だけで9個のツボがのっています。

体内では、『心』とつながっています。

『心』は、血を全身にめぐらせる血脈(けつみゃく)をつかさどっています。

 

 

足闕陰肝経(あし・けついん・かんけい)。

足の親指の外側から始まり、脚の内側を上り、肋骨の下で終わります。

これも左右対称。

片側だけでツボは14個!

体内では『肝』とつながっています。

『肝』は、血を蓄え、体の活動状況に応じて、血量を調整します。

 

 

足陽明胃経(あし・ようめい・いけい)。

目の下から始まり、のど、胸、おなか、脚の外側を下り、

足の人差し指の外側で終わります。

これも左右対称。

ツボは45個! 顔だけで8個。

体内では『胃』につながっています。

『胃』は、口から取り込んだ飲食物を、『脾』と一緒に消化・吸収し、

気・血・津液(しんえき)(=水分)の素を作り出します。

 

 

足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)。

足の親指の外側から始まり、脚の内側を上り、

おなかと胸の外側を上り、脇の下の少し下で終わります。

ツボは21個。

体内では『脾』につながっています。

『脾』は、血が全身にめぐる際、血脈の外へ漏れずに、

スムースに巡らせる働きをします。

 

 

 

足少陰腎経(あし・しょういん・じんけい)。

足の裏から始まり、脚の内側を上り、おなかと胸を上り、

鎖骨の下で終わります。

ツボは27個!

体内では、『腎』とつながっています。

『腎』は、生命力の根源である原気(=げんき)の素を蓄えています。

これは、成長、成熟にもかかわっています。

 

これらの五臓六腑の機能が、東洋医学的にはどうなっているのか…。

生理の状態や生活スタイルなどを問診し、触診し、見極めます。

例えば、生理でもないのに出血する。 いわゆる不正出血。

これは『脾』の、『血を血脈の外に漏れださない』働きが

弱っている…とみます。

そして、脾とつながっている『足太陰脾経』という経絡上のツボに、

鍼やお灸をします。

その刺激により、この経絡の流れがよくなり、

脾の機能も改善し、血は血脈の外へ漏れ出さなくなり、

不正出血もおさまる…と考えます。

 

おおっ!予想以上に経絡の話が長くなりました。

生理のトラブルの鍼灸治療は、次回にさせていただきます。

よろしくです!

 

久々に描いたツボ・モデル子ちゃん!

お絵描き教室に通い始め、少しは上達したでしょうか?

ってウソウソ。

姿見の前でポーズをとりながら、あーだこーだと描きました。

しかーし、結論!

その1 絵が小さすぎて、心経以外の経絡の違いがよくわからない!

その2 同じ顔は描けない!

せっかく描いたので、ブログにのせちゃいました。

ひらきなおり…。 はっはっはーっ!

 

さらにおまけの話…。

昨日、慢性の肩こりに困っている方が当鍼灸院に来られました。

なぜ、肩こりを鍼とお灸で治そうと思ったのか、尋ねました。

「旅行先の台湾で、占い師に「鍼に行きなさい」と言われたから…。」

へっ?

肩こりの治療のためというわけではなく、

話の流れでそう言われたそうです。

鍼やお灸に来られるきっかけはいろいろですねぇ~。

私は占いに行ったことがありませんが、その占い師に占ってほしい!

私はどこへ行きなさーい!と言われるだろうか?

えっ?

お絵描き教室?

それは話が出来すぎている…。

特集 生理の話 4~東洋医学から見た生理のトラブル

2012年10月19日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東洋医学と西洋医学の違いって、何だと思いますか?

一番は、症状に対しての原因と治療のとらえ方でしょうか。

西洋医学では、症状が現れている部分に関する検査のみをし、

その検査結果に基づいて治療方針が決められますよね。

 

東洋医学では、表面に現れている症状は、

目に見えない体質の崩れが影響しているととらえます。

従って、問診や切診(せっしん)(=直接患者さんに触れて診察する方法)などで、

どのように体質が崩れているのか、見極めます。

生理のトラブルを治療する際、

体質を見極めるのにかかせないのは、下記の質問。

 

1.生理の周期

・この間、生理が終わったと思ったのに、もう生理。 周期が早まっている?

・予定日をかなり過ぎても生理が来ない。 周期が遅くなっている?

・生理が早まったり遅くなり、周期が安定していない?

2.生理の期間

・生理が始まるとダラダラと続き、なかなか終わらない?

・すぐ終わっちゃう?

3.生理時の出血量

・かなり多くて、貧血になっちゃう?

・すごく少ない?

4.生理時の出血の色と形態

・淡紅色? 深紅色? 紫暗色? 暗紅色?

・血の塊が出る?

5.生理に伴う症状

・生理前に、下腹部が張る? 頭痛? 肩こり? イライラ? など…。

・生理中に、生理痛? 腰痛? 貧血? 冷える? 落ち込む? など…。

・生理後に、下腹部がだるい? むくむ? 腰痛? など…。

 

生理の状態から、どんなふうに体質が崩れているかも見極めます。

鍼灸治療では、その症状や体質を改善するために、

鍼やお灸に使うツボを選びます。

症状や体質は人それぞれなので、使うツボも人によって異なります。

 

専門的な話になりますが、

生理は、気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養分)の充実と

血の調節がかかせません。

その気・血と関わりが深い五臓六腑は、心・肝・腎・脾(ひ)・胃です。

東洋医学でいう五臓六腑は、西洋医学の内臓とは異なります。

???

首をかしげますよね~。

生理痛がひどいからといって、心臓や肝臓が悪いわけではありません。

次回のブログでは、これらの五臓六腑と、

それに関係する経絡とツボのことを踏まえながら、

生理のトラブルの鍼灸治療をご紹介したいと思います。

 

福岡は数日前は半袖でいいくらい暑かったですが、

昨日は長袖のジャケットを羽織らないと肌寒かったですね。

皆さんの住む街はいかがですか。

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