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カテゴリー:生理痛

特集~生理と妊娠の話⑤~東洋医学と鍼灸治療・その2

2015年3月01日

前回の特集ブログ『生理と妊娠の話』では、

生理と妊娠にかかわりの深い臓器である、

女子胞(じょしほう)、心、脾、肝をご紹介しました。

実はもう1つ、ご紹介したい臓器があります。

『腎』です。

 

 

東洋医学でいう『腎』の働きの1つに

『精(せい)の貯蔵』があります。

東洋医学の『腎』と西洋医学の『腎』は働きが異なります。

同一のものとは思わないでくださいね。

精は、ヒトの成長・発育・生殖に必要なエネルギーです。

腎の働きが活発であると、

卵巣、子宮、精巣などの生殖器が成熟し、生殖能力をもちます。

腎の働きが弱まると活動が低下し、生殖能力も低下します。

また、病気にかかりやすく治りにくく、老化現象があらわれます。

 

 

女性不妊や男性不妊、不育症(妊娠はするが、流産、死産を

繰り返して生児が得られない)の鍼灸治療では、

腎の働きを把握することが大切です。

 

 

kidney_meridian

赤いラインは、『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』という経絡。

『腎』にもつながっています。

腎の働きが弱まっているときは、この経絡上のツボに鍼やお灸をして、

腎の働きや生殖能力の改善をはかります。

 

 

さてさて、臓器の話をもう1つ。

『臓器の働き』といったら何を思い浮かべるでしょうか。

心臓による血液循環。

腎臓による尿の生成。

臓器は生理現象の中心的存在ですね。

東洋医学からみると、臓器は精神活動の中心的存在でもあります。

 

 

例えば『怒り』は、臓器の『肝』がつかさどっています。

過度の怒りは肝を傷つけ、肝の働きを弱める…。

逆に肝の働きが弱まると、怒りの感情があらわれやすい…。

そんなふうに、東洋医学では考えます。

何度もしつこく書きますが、

東洋医学の臓器と西洋医学の臓器は違います。

「私、怒ってばかりいるから、肝臓の病気になっちゃう~」と

直結して考えないでくださいね。

 

 

liver_meridian

赤いラインは『足闕陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

肝にもつながっています。

生理前や生理中にイライラ感があるとき、

この経絡上のツボに鍼やお灸をして、情緒の安定をはかります。

 

 

PMSや生理困難症、生理痛、不妊、不育症などの治療に際して、

自分でするお灸もおすすめです。

お灸を続けて、目の前の症状だけでなく、

バランスの崩れた体質を整えます。

症状も体質も人によって異なり、選ぶツボも違います。

鍼灸院で診察を受けて、ご相談ください。

 

 

特集ブログ『生理と妊娠の話』、最終回。

東洋医学の抽象的な話にチャレンジしてみました。

いかがでしたか。

少しでも東洋医学が身近なものに感じてもらえたらなぁ…と思います。

 

 

おまけの写真!

 

2015_03_01_001

 

職場の前にある、早咲きの桜が開き始めました。

春、近し!!!

 

特集~生理と妊娠の話④~東洋医学と鍼灸治療・その1

2015年2月21日

特集ブログ『生理と妊娠の話』第3弾までは、西洋医学の話。

第4弾の今日は、東洋医学の話となります。

見慣れない単語がたくさん出てくると思いますが、

どうぞおつきあいください。

 

 

東洋医学でいう臓器は、おおまかに3つに分類されます。

1つは、五臓。

肝、心、脾(ひ)、肺、腎をさします。

2つ目は、六腑。

胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦(さんしょう)の6つです。

三焦は、実在しない架空の臓器です。

3つ目は、奇恒(きこう)の腑(ふ)。

骨、髄(ずい)、脳、脈、胆、女子胞(じょしほう)をさします。

女子胞は、女性の生殖器の働きをします。

生理と妊娠、そして胎児の成長ですね。

 

 

女子胞につながっている経絡は2本。

 

tms_conception_vessel

赤いラインは『任脈 にんみゃく』という経絡。

女子胞から始まり、下腹部の中央を上り、おへそ・のどを通り、

下唇の下にある『廉泉 れんせん』というツボで終わります。

 

 

tms_syoumyaku

赤いラインは『衝脈 しょうみゃく』という経絡。

女子胞から始まり、下腹・中央部を2本平行に上向し、

おへその下で交差し、さらに上向して胸中に入ります。

 

 

経絡は、全身に張り巡らされた通路のようなもの。

気(エネルギー)と血をカラダ全体に届けます。

東洋医学では、『経絡の流れがとどこおったり、

臓器の働きが弱まることにより、症状があらわれる』と

考えています。

原因となる経絡や臓器にかかわるツボに、鍼やお灸をして、

経絡の流れや臓器の働き、そして症状の改善をはかります。

 

 

生理や妊娠にトラブルが生じたとき、

女子胞や任脈、衝脈の状態を診ます。

任脈や衝脈の流れがとどこおっているときは、

これらの経絡上にあるツボに鍼やお灸をして、

女子胞の働きを整えます。

 

 

さぁー、どんどん大ざっぱに進みますよ~。

ついてきてねぇ~。

 

 

女子胞とつながりが深い臓器は3つ。

心、脾、肝です。

 

tms_heart_meridian

赤いラインは、手少陰心経(て・しょういん・しんけい)という経絡。

臓器の『心』にもつながっています。

心は、血を全身にくまなく運行させる働きがあります。

心の働きが弱くなると、血の巡りが悪くなり、

生理や妊娠に影響することがあります。

 

 

東洋医学の臓器、例えば『心』と、西洋医学の臓器『心臓』は、

働きが異なる部分があります。

2つを、同一のものとは思わないでくださいね。

 

 

spleen_meridian

赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

この経絡は、臓器の『脾』にもつながっています。

脾の働きの1つに『統血』があります。

血が外に漏れることを防ぎます。

脾の働きが弱まると、血尿、血便、子宮出血、月経過多などの

症状があらわれることがあります。

 

 

liver_meridian

赤いラインは『足闕陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

肝は血をたくわえ、カラダの活動状況に応じて血液量を調整します。

生理や妊娠のときにもかかせないことですね。

 

 

おぉ! 今日はツボ・モデル子ちゃんがたくさん登場!

東洋医学では、生理と妊娠をどう診るか…。

ちょこっと紹介しました。

うまく伝わったかなぁ~?

次回は、このテーマの続きです。

よろしくです!!!

 

 

おっ!おまけの話。

鍼灸院の待合室にある胡蝶蘭。

 

2015_02_20_001

 

咲きました!

昨年の8月から10月まで1輪咲き、

今回は2輪咲きそう!

ということは、半年後の8月には3輪咲くぅ~!?!

うふふふふっ…。

また報告いたします!

 

特集~生理と妊娠の話③~生理のトラブル

2015年2月13日

特集ブログ『生理と妊娠の話』、第3弾の今日は、

生理のさまざまなトラブルについて書いてみます!

よろしくです!

 

 

月経前症候群(PMS)。

生理3~10日前に症状があらわれます。

下腹部の張りや痛み、腰の重み、むくみ、便秘や下痢、

頭痛、肩こり、だるさ、イライラ、落ち込み、無気力、不安感…。

身体症状から精神症状まで、多岐に渡ります。

生理が始まると、症状が消失したり軽減します。

はっきりとした原因はわかっていません。

 

 

female_hormone_001

 

前回のブログでご紹介したように、

生理の司令塔はホルモンたちです。

脳の下垂体(かすいたい)からは、

卵胞(らんほう)刺激ホルモンと黄体(おうたい)形成ホルモン。

卵巣の中にある卵胞からは、

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)。

連携プレーで、生理のサイクルを作ります。

 

 

これらのホルモンたちの元締めは、

脳の視床下部(ししょうかぶ)です。

下垂体のすぐ上にあります。

ここからもホルモンを分泌して、下垂体や卵胞に働きかけ、

先の4つのホルモンの分泌を微調整します。

この視床下部のホルモン異常や、

卵胞ホルモンと黄体ホルモンのアンバランスなどが

PMSに影響していると考えられています。

 

 

次に、月経困難症。

生理に伴って起こる症状で、日常生活に支障をきたし、

治療を要する場合をいいます。

下腹部痛、腰痛、腹部の張り、吐き気、頭痛、貧血、

肩こり、めまい、だるさ、イライラ、、のぼせ、ゆううつ…。

症状はさまざまです。

 

 

子宮内膜から分泌される、『プロスタグランディン』という

ホルモンがあります。

排卵1週間ぐらい前から分泌され、生理直前にピークになります。

分泌量には個人差があります。

分泌量が多いと子宮が強く収縮し、生理痛がひどくなります。

自律神経も影響を受けます。

 

 

ストレスや冷え、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫なども、

月経困難症の原因と考えられています。

 

 

月経異常。

普通、生理の出血量は20~140ml。

常に20ml以下のものを『過少月経』、

常に140ml以上のものを『過多月経』といいます。

 

 

普通、生理の日数は3~7日間。

2日以下のものを『過短月経』、

8日間以上続くものを『過長月経』といいます。

 

 

普通、生理の周期は25~38日間。

24日以内のものを『頻発月経』、

39日以上3か月未満のものを『希発月経』、

3か月以上停止しているものを『続発無月経』といいます。

ストレス、過度なダイエット、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫など、

原因はさまざまです。

 

 

無月経。

18歳を過ぎても初潮が起こらない状態と、

3か月以上生理のない状態をいいます。

初潮がなかなか起こらない場合は、

遺伝的要因が考えられます。

生理があったのに、3か月以上来ない場合は

排卵障害を起こしていることが多く、ホルモンの分泌異常が考えられます。

 

 

無排卵周期症。

生理様の出血はありますが、排卵を伴いません。

無排卵を自覚することはほとんどありません。

症状としては、生理不順、不妊、不正出血などです。

無排卵の主な原因は、視床下部の働きの乱れです。

脳にある『視床下部』は、生理にかかわるホルモンたちの元締め。

ここが適確に指令を送らないと、

卵子が卵胞の中で成熟しても排卵できません。

ストレスや急激のダイエットなどが影響しているようです。

 

 

生理のトラブルと原因は、ブログではまとめきれないほど、

数多くあります。

ヒトってどんな状況にもなれてしまいがちだと思いませんか。

生理不順やPMSや生理困難症などの症状は、当たり前のこと…。

そんなふうに受けとめがち。

生理は女性の健康のバロメーターです。

これを機会に、『生理』を見つめなおしてほしいな…って思います。

 

 

おまけの話。

猫背の胡蝶蘭の成長報告です。

1か月前のブログでご紹介したときは、こんな感じ!

 

orchid_2015_01_15_001

 

 

今はこんな感じ!!!

 

2015_02_13_001

 

2015_02_13_002

 

寒さなんて物ともせず、咲こうとしています!

 

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