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カテゴリー:症状別の鍼灸治療

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑭~膀胱

2018年12月09日

 

じゃっじゃかじゃ~ん!

これ、な~んだ?

形の変わったスマホに、

特大のイヤホンがついているんじゃないぞぉー!

そら豆の形をしたのは腎臓。

左右に1つずつある。

その下の細長いのは尿管。

左右の尿管がたどり着くところは膀胱。

 

 

尿が入っていないと、膀胱はさかずきのような形をしている。

腎臓で作られた尿が尿管から膀胱へと、

毎分約1mlずつ送られ、

膀胱は膨らんで丸くなる。

 

 

膀胱に尿が150~300mlくらいたまると尿意を感じる。

でも、脳がブレーキを掛けて、排尿を我慢できる。

400mlくらいたまると、脳の排尿中枢が活動し始め、

トイレへと導く…。

 

 

皆さんは、真夜中にトイレに行きたくなって目が覚めたとき、

すくっ!と立ち上がってトイレへ行く?

コトーは『尿意』よりも『睡魔』が勝つ。

「トイレへ行きたい」と思った直後に寝ている…。

そんなときは朝、目覚めたときに脳の疲労を感じる。

 

 

あっ、そうか。

排尿を我慢するために、

脳がずーーーーーっとブレーキを掛けていたんだ。

脳! ごめんねぇ~!

すぐ、トイレへ行くよー!

…………………………となる。

 

 

頻尿、多尿、尿量減少、排尿痛、尿失禁、残尿感、尿閉…。

尿のトラブルやその原因は様々。

子宮筋腫や前立腺肥大など膀胱近くの臓器が大きくなり、

膀胱が圧迫されて排尿のトラブルが生じることもある。

 

 

赤いラインは『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』という経絡。

途中枝分かれして、膀胱にもつながっている。

経絡は気(=エネルギー)と血(けつ(=栄養)が流れ、

膀胱にも気と血を送っている。

膀胱のトラブル時には、この経絡上のツボに鍼やお灸をすることにより、

とどこおった経絡の流れを改善し、

気と血を膀胱へ充分に送り、症状を緩和させる。

 

 

足太陽膀胱経は一番長い経絡。

ツボ・モデル君に花シールを貼ってご紹介!

 

 

 

 

目頭と鼻の間にあるツボ『睛明 せいめい』から始まり…。

 

 

 

 

額から頭頂…。

ここまでツボの総数6個。

 

 

 

 

頭頂から後頭部…。

ここまでツボの総数9個。

 

 

 

 

背中から2本になる。

ここまでツボの総数21個。

 

 

 

 

尾てい骨あたりはジグザグ。

ここまでツボの総数46個。

やっと出てきた!

ちょっとアップ!

 

 

 

 

膀胱のトラブル時には、左右のお尻の間、

仙骨部に反応があらわれやすい。

ハートマークのツボ『膀胱兪 ぼうこうゆ』や、

その内側にあるツボ『次髎 じりょう』などに鍼やお灸をする。

 

 

 

 

膀胱の前、下腹部のツボもかかせない。

赤矢印のツボ『神闕 しんけつ』がおへそにあたる。

その下が下腹部。

せっかくなので、足太陽膀胱経を最後までご紹介しよう。

 

 

 

 

膝裏から1本に戻り、ふくらはぎへ。

ここまでツボの総数57個。

 

 

 

 

足の小指にあるツボ『至陰 しいん』で終わる。

ツボの総数は63個。

左右の経絡を合わせると126個。

この経絡は最長だけでなく、ツボの数も最も多い。

 

 

膀胱のトラブルで一番多くかかわるのは膀胱炎かな…。

冷えが誘因となる場合は、血のめぐりを整えるツボも必須。

疲労が誘因となる場合は、体と心の緊張をほぐすツボや、

エネルギーを補充するツボにも鍼やお灸をするなぁ…。

 

 

おおおーっ、

特集ブログ『器官や臓器の症状に働きかけるツボたち』がやっと終わるー!

特集は「おっ! 面白そう!」と思いつきで始めることが多い。

書き出したら調べることがわんさかあり、

1つ書き終えるたびにヘロヘロ…。

エネルギーの補充に期間を要する。

というより、

しばらくは調べものがしたくなく、

なかなか次のブログに取り掛かれない…。

そんなこんなで6カ月強かかってしまった!

計画性がなく、申し訳ない!

つきあっていただき誠にありがたいっ!!!

 

 

1つ1つの器官や臓器の働きを調べて、

深~く反省したことがある。

器官や臓器は単独で仕事をしていることもあるが、

その元締めは脳。

脳は器官や臓器の仕事を監視し、調整している。

「体を休めたほうがいいよ」とは言うが、

「体を休めるために、まず脳を休めたほうがいいよ」とは言わない。

でも、体や心を酷使したときに、その調整をしているのは脳。

脳だって疲れてくる。

それが自律神経の乱れとしてあらわれることもある。

 

 

コトーは中年になってから、

思ったことはすぐ実行しないと忘れちゃう。

「あれもやっておかないと…」

「これもやっておかないと…」

夜までそんなことをしているから、寝るのが遅い。

脳をじっくり休ませていない。

これじゃいけない!!

 

 

「それは睡眠よりも優先させること?」

「明日、できるんじゃないの?」

自分に問い、7時間睡眠を実行している。

まだ4日目。

続けられるかなぁ…。

 

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑪~脾

2018年10月17日

お久しぶりです。

5月から始まった特集ブログ。

目、耳、鼻、肺、脳、胃、腸にかかわるツボたちを紹介してきました。

特集も大詰めです!

握りこぶし大。

コーヒー豆の形。

青赤色。

さ~て、この臓器は、な~んだ?

チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ。

答えは、脾臓。

胃の左後方にある。

 

 

脾臓には、リンパ小節が1万~2万個あるらしい。

リンパ小節は、リンパ球が結節集合したもの。

リンパ球は、免疫をつかさどる細胞であり、

血中の異物や細胞をやっつけてくれる。

脾臓は、地味な存在だけど、

リンパ組織の大きな塊みたいなもので、

免疫を起こす場として、重要なんだなぁ…。

 

 

 

第2問! これ、な~んだ?

直径7~8マイクロメートル。

両凹面の円盤状。

赤色。

血液の一部として、血管の中を流れている『赤血球』だよ~ん。

 

 

赤血球は多量のヘモグロビンを含んでいる。

ヘモグロビンは、鉄を含む色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)とが

結合した化合物。

このヘモグロビンは、酸素と結合できる特長をもっている。

 

 

鼻や口から吸いこんだ酸素は、

ヘモグロビン、つまり、赤血球と結合し、

血液の中を流れて、全身に行き渡ることができる!

 

 

赤血球の寿命は約120日。

骨の芯にある骨髄で産生され、

古くなった赤血球は脾臓で破壊される。

脾臓って、ひそかに大事な仕事をしているなぁ…。

 

 

これら2つは、西洋医学からみた『脾臓』の働き。

東洋医学ではちょいと違う。

『血流のコントロール』といえば、『脾』の働き。

 

 

 

赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

足の親指にあるツボ『隠白 いんぱく』から始まり、

脚の内側を上がって、おなかを通り、胸の外側を上がって、

わき腹にあるツボ『大包 たいほう』で終わる。

 

 

途中、枝分かれして『脾』にもつながっている。

この経絡上にツボが21個!

経絡は左右対称にあるから、全部で42個!

 

 

 

 

 

『足太陰脾経』の上にあるツボ『血海 けっかい』。

膝(猿シール)の上、やや内側にある。

河川の水が下って海に集まるように、

このツボは『血を集める』作用がある。

婦人科の症状、例えば月経不順を治すために、

このツボに鍼やお灸をするなぁ…。

 

 

 

 

 

『足太陰脾経』で、一番メジャーなツボは『三陰交』。

内くるぶしの上にある。

婦人科の特効穴といわれている。

 

 

東洋医学では、『脾』の相棒は『胃』。

『脾』は『胃』とともに、飲食物の消化や吸収の働きもになっている。

胃もたれや食欲不振など、胃腸のトラブルのとき、

『胃』や『腸』だけでなく、『脾』の状態を整えることも

考えるんだなぁ…。

東洋医学って、奥が深い!

 

 

今日で特集ブログを終わらせたかったが、

中味がてんこもりで、なかなか終わらない…。

次回はこれを特集するよ!

何の臓器かわかるかな?

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑩~腸・その3

2018年9月12日

快腸・快便の心得・その①~いろいろな物を食べよう!

快腸・快便の心得・その②~朝食・昼食・夕食をとろう

快腸・快便の心得・その③~便意を我慢しない!トイレに座ろう!

快腸・快便の心得・その④~自分のウンチを見よう!嗅ごう!

快腸・快便の心得・その⑤~快腸・快便お助け隊員を活用しよう!

 

 

ここまで、前回と前々回のブログでたらりんたらりん書き連ねた。

今日はその続きだよ~ん!

 

 

快腸・快便の心得・その⑥~自律神経を整えよう!

(=生活習慣とストレスのコントロール)

 

 

自律神経には交感神経と副交感神経がある。

交感神経は、日中体が活動しやすいように働く神経。

副交感神経は、夜間休息しやすいように働く神経。

腸の働きは自律神経に支配されている。

 

 

いきなり問題!

腸を活発に働かせるのは、交感神経? 副交感神経?

むふふふ…。

交感神経と思うでしょ?

違うんだなぁ…。

答えは副交感神経。

副交感神経が優位に働く夜のほうが、腸は活発に動く!

夜更かしや昼夜逆転、睡眠不足が続くと、

2つの神経のバランスが崩れ、腸の動きにも影響する…。

 

 

ストレスでも自律神経は乱れやすく、

ストレスのコントロールも、快腸・快便にはかかせない!

 

 

快腸・快便の心得・その⑦~適度な運動をしよう!

 

 

運動不足だと腹筋力が落ち、排便時に腹圧がかかりにくくなる。

運動の刺激で腸を動かそう!

ウォーキングやストレッチングなど軽い運動でOK!

毎日続けることが大切。

冷えが腸の動きを鈍らせるので、

冷え症さんは運動で体を温めよう!

運動の後にはリラックスが得られやすく、

副交感神経も優位になりやすいぞーっ!

 

 

快腸・快便の心得・その⑧~お灸や鍼で腸のトラブルに働きかけてみる?

 

 

当鍼灸院に来られる方で一番多い腸のトラブルは、慢性便秘。

便秘の原因は様々。

大腸の炎症や腫瘍など、大腸自体に病変があると、

便秘になることがある。

大腸に病変がなく、大腸の機能の低下、

つまり、便を直腸・肛門へと送り出す運動が弱まり、

便がいつまでも大腸に滞在し、

大腸の壁から、便の水分がどんどん吸い取られ、

カチカチの硬く小さな便になっちゃう便秘が

圧倒的に多い。

 

 

運動不足や生活習慣(睡眠不足など)や加齢も

便秘に影響しちゃうなぁ…。

しょっちゅう、トイレに行くのを我慢すると、

直腸(肛門の上にある)まで便が来ているのに、

便意を感じにくかったり、

直腸が便を押し出す力が弱くて便秘になることも…。

 

 

下剤を長期間使いすぎて効かなくなり、

便秘が悪化することもある。

服用している薬の副作用で便秘が起きることもある。

 

 

自律神経の乱れやストレスが引き金となる『過敏性腸症候群』。

腸の感覚が過敏になり、便秘になる人もいれば、

下痢になる人、便秘と下痢を繰り返す人もいる。

下痢の原因は、もともと胃腸が弱い、暴飲暴食、ストレス、などなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

腰付近にあるツボ『脾兪 ひゆ』と『大腸兪』。

便秘でも下痢でも、鍼灸治療によーく用いる。

腸の動きを整える作用がある。

 

 

 

 

 

 

 

中脘(ちゅうかん)、大横、腹結、関元、水分…。

おなかには、腸のトラブルに働きかけるツボがいっぱいある。

(赤花のシールがおへそにあたる。)

ツボ1つ1つに特徴がある。

 

 

例えば、おへその上にあるツボ『水分』(赤矢印)。

体内の水分を調整する特徴がある。

下痢は、体内の水分代謝が乱れている。

このツボに鍼やお灸をすることで、

水分代謝を正常に戻すんだなぁ…。

便秘、下痢、下腹部の膨満感、腹部痛など

症状に合わせてツボを選んで、鍼やお灸をする。

 

 

どんな治療においても、まずは症状を引き起こしている原因を探し出し、

それにどう対応するかが肝心!

腸のトラブルも、快腸・快便を阻止している原因を見つけ出し、

それらにアプローチすることが大切なんだなぁ…。。

 

 

おーっ、おーっ、おーっ、今日もブログが長い!

特集ブログも大詰め。

もうちょっとちょっとおつきあいください!!!

 

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