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心と体に香るエッセンス…

特集~呼吸器疾患に伴う呼吸困難への鍼灸アプローチ①

2017年1月30日

 

ヒトが呼吸のために吸い込む空気は、

1日約1万1000リットル!

1回吸うたび、あるいは吐くたびに、空気は約500ml出入りする。

では、なぜヒトは呼吸をするのか。

 

 

鼻や口から吸いこまれた空気は気管を通り、

肺へたどり着く。

肺の中では気管支が細かく枝分かれ、

それらの末端に肺胞(はいほう)がある。

その肺胞まで空気は運ばれる。

肺の中を拡大して見てみよう!

 

 

気管支が肺全体に行き渡っている。

サンゴ礁みたい!

どの気管支の末端にも肺胞がびっしりついている。

肺胞を拡大して見てみよう!

 

 

葡萄のフサのように肺胞がひしめきあって、

気管支末端についている。

両肺に肺胞は約6億個!

1つ1つの肺胞は袋状になり、外側はマスクメロンみたい!

肺胞の壁には毛細血管がへばりついている。

 

 

肺胞にたどり着いた空気(酸素)は、この毛細血管に吸収される。

酸素と血液が毛細血管の中を、

やがて肺動脈の中を、

そして全身の動脈の中を流れていく………。

 

 

ヒトの体は内臓も皮膚も骨も筋肉もすべて、

いろーんな細胞が集まって構成されている。

細胞の隣には動脈も静脈もある。

1つ1つの細胞は、隣の動脈の中から酸素を取り込み、

エネルギーをつくる。

そのとき、二酸化炭素が発生し、

細胞の隣にある静脈に二酸化炭素を渡す。

つまり、細胞も呼吸をしている!

 

 

細胞からもらった二酸化炭素は血液とともに

静脈を流れ、やがて肺にたどり着く。

毛細血管の中に流れ着いた二酸化炭素は

肺胞の壁から吸収される。

肺胞に入った二酸化炭素は気管支、気管を通り、

鼻や口から体外に排出される。

私たちの体の中ではこのようなシステムが

1日中、休むことなく稼働している。

 

 

昨年末、首こり・肩こりに悩むTさんが当鍼灸院に来られた。

Tさんは17年前に肺の病気にかかった。

ヒトに感染するものではなかったが、

慢性的な痰やせき込み、息苦しさで、

今も日常生活は制限されている。

これらの症状の影響で、

呼吸にかかわる筋肉が疲労し、

慢性的な首こり・肩こりにも陥っていた。

 

 

呼吸にかかわる筋肉を鍼でゆるめると、

呼吸が深くなり、息苦しさも減り、

楽に呼吸できるようになってきた。

痰も出しやすい。

首こり・肩こりも減ってきている。

 

 

私の前職は理学療法士。

20年間呼吸リハビリテーションにも携わっていたが、

呼吸機能改善に鍼治療という概念はなかった。

「同じように呼吸で苦しんでいる人たちに、

鍼治療もあることを知ってもらいたい!」

そんな、Tさんと私の熱い思いから、この特集ブログを組むことになった。

 

 

かなり難しい内容になりますが、どうぞおつきあいください。

次回は『特集~呼吸器疾患に伴う呼吸困難への鍼灸アプローチ』

第2弾、呼吸運動についてご紹介します。

 

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